スキャンダル続出の花田優一、美女にモテまくるのは何故? 不誠実男に学ぶ「悪名は無名に勝る」メリット

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-08-17 11:45
投稿日:2025-08-17 11:45

日本人に足りないものを持ってるプロ

 仕事絡みでも女性絡みでもトラブルが枚挙にいとまがない優一様。

 そんな優一様は、“日本人に足りないものを持ってるプロフェッショナル”に思えて仕方ありません。

 標準的な日本人は自己肯定感が低めの人が多いため卑下しがちだし、周囲の声を気にして自分の主張ができず、利益だけを追求するような自己中な決断や行動もできない。

 多くの日本人が「自分は悪者になりたくない」、「失敗して責められたくない」という過剰な防衛本能が働いているため、よくも悪くも責任感が強いのが、日本人の国民性と言えるのではないでしょうか。

 それに対して、一言で言うなら優一様のスタイルは「天上天下唯我独尊」。

 自己肯定感がとても高く、周囲の批判に耳を傾けるなんてことはなく、ただひたすらに我が道を突き進む。自分が悪者扱いされるのも責め立てられることも気にしていないので、責任感なんて一切、持ち合わせていない。自分の欲望・欲求のままやりたいようにやっているわけです。

花田優一に圧倒的に欠けているもの

 しかも、普通ならさっさと干されて完全に消えているようなスキャンダルや不遜な言動があっても、“親の十四光り”は伊達じゃなく、優一様の悪行の数々は話題性としては高いため、注目は集められるのです。

 まさに「悪名は無名に勝る」を体現している人物で、けっきょくは美女アナを射止めてしまうのですから感服します。

 優一様の生き様は、同じ地球の同じ日本にいても、ただの一般国民と高名な両親を持つ上級国民である自分とでは、「住んでいる“世界線”が違うのだ」と言わんばかり。

 いずれにしても、彼が尋常ではない自己肯定感の高さや、我欲を貫き通す強靭な信念といった、日本人に足りないものをいくつも持ってる人物であるということは間違いないでしょう。

 ただその代わり、この社会でまっとうに生きていくための倫理観や道徳観が養われておらず、自身の行動に対しての責任感や誠実さを欠いており、他者への配慮や誠意も見当たらないというのが玉に瑕ではありますが…。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...
高橋克実「ショムニ」超えの名演技に注目!歴代朝ドラで舌打ちといえば…
 山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人の森口(俵木藤汰)との間にトラブルが発生。寅子(伊藤沙莉)も...
桧山珠美 2024-07-17 15:30 エンタメ
木村拓哉は逆に演技がうまい! わざと「いつもキムタク」を貫く役者魂
 最新主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)が高視聴率でフィニッシュし、かつての人気ドラマの映画版...
堺屋大地 2024-07-17 06:00 エンタメ
我々は何を見せられていたのか…さよなら『バチェロレッテ・ジャパン』S3
 毎週木曜日のお楽しみ『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3がついに完結しましたよ!
【写真で振り返る】『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3の名場面
【この写真の本文に戻る⇒】我々は何を見せられていたのか…さよなら『バチェロレッテ・ジャパン』S3
霜降り明星・真の天才はせいや? 粗品の暴走をあえて止めない理由
 6月30日に結婚式を行い幸せ絶頂の霜降り明星・せいや。2018年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンと...
堺屋大地 2024-07-11 06:00 エンタメ
『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」
 7月より開始した宮藤官九郎脚本ドラマ「新宿野戦病院」(フジテレビ系)。小池栄子と仲野太賀がW主演を務める本作は、岡部た...
【写真特集】美脚が眩しい、ワンピース姿の小池栄子
【この写真の本文に戻る⇒】 『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」
粗品と令和ロマンの「テレビ嫌い」に焦る業界 若手芸人が抜擢された背景
 霜降り明星の冠番組「霜降りバラエティX」(テレビ朝日系)が終了し、7月よりナイチンゲールダンスと9番街レトロの新番組「...
帽子田 2024-07-10 06:00 エンタメ
おやおやおや、寅子の言動がNGだらけで“アメション”田中絹代と重なる
 昭和26年。視察のためにアメリカに行っていた寅子(伊藤沙莉)が帰国する。刺激を受けてますます張り切る寅子に、新しい時代...
桧山珠美 2024-07-08 18:20 エンタメ
恋愛スイッチが行方不明?『バチェロレッテ・ジャパン』EP4~7は怒涛の展開!!
 はい、毎週木曜日のお楽しみ『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3ですよ。今週はEP4~7まで。15人いた旅のメンバーも...