「私と結婚してほしい」障害のある恋、成就した女が決めた5つのルール。捨てられる女との違いはどこに?

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-08-15 11:45
投稿日:2025-08-15 11:45

3年後――その結果は?

 愛人という立場に甘んじず、ビジネスパートナー兼サポーターとして徹した結果――3年後、息子さんの受験が無事に終わり、合格の知らせを受けたその日に、彼は離婚を切り出し、奥さまも了承したとのこと。

「『離婚が成立した』と聞いた瞬間、涙が止まりませんでした。出口の見えない3年間の間に、親からの結婚催促や、大好きな祖母の死…つらい出来事も多かった。

 でも、信じてよかったと思います。結婚式はせず、入籍だけにしました。親は不満そうでしたが、『式に使うお金を新居やビジネスに回したい』と説明して納得してもらいました」

 現在、由紀奈さんは美容師の仕事を減らし、主婦業に専念しながら彼を支える日々。

「結婚できた理由をあえて言うなら、『責めなかったこと』。精神的にも経済的にも依存せず、彼の支えに回ったことが大きかったのだと思います。そして、彼には言いませんでしたが、約束が守られなかった場合、潔く別れる決断をひそかに持っていました」

  ◇  ◇  ◇

 ――不倫の多くは、悲しい結末を迎えます。

 しかし、信じる気持ちと冷静な戦略があれば、由紀奈さんのように愛人から正妻への道が開けることもあるのです。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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