カズレーザー、山里亮太…芸人はなぜモテる? 業界人が分析する「メロい」現象が起こりやすい納得の理由

帽子田 芸人、ライター
更新日:2025-08-15 11:45
投稿日:2025-08-15 11:45

 カズレーザーさんと女優の二階堂ふみさんが結婚した。週刊誌にも撮られなかったどころか、噂すらなかったので世間はびっくり&祝福ムード一色で、なんだか明るいニュースでこちらまで嬉しくなったりした。

 お二人の取り合わせが珍しかったので驚いたが、もともと二階堂さんはカズレーザーさんのファンらしく、8年前に番組で公開告白をしていたことも話題になった。その際の動画を見てみると、二階堂さんが「カズ様と会いたかったです、今日ずっとドキドキしてました」「顔がタイプです」とデレデレで、非常に羨ましい限りだった。

【関連記事】二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

 ところで、このお二人以外にも芸人と女優・アイドルなどのカップルはたくさん存在している。例えば南海キャンディーズ・山里さんと蒼井優さん、品川庄司・庄司さんと元・モーニング娘。の藤本美貴さん、アンジャッシュ・渡部さんと佐々木希さんなど多数。

 この手の報道が上がるたびに皆様、不思議に思うことがあるだろう。「なぜ芸人はモテるのか?」「なぜ女優やアイドルが芸人を結婚相手に選ぶのか?」--今回は長年芸人世界に身を置いている人間として、「なぜ芸人がモテるのか」というメカニズムについて説明する。

芸人にメロつく心理【1】ギャップがある

 芸人がモテる理由を解説するときに、役に立つ造語がある。それは「メロい」だ。「メロい」は最近になってSNSではやり始めた若者言葉で、「メロメロになる」の意味だ。厳密には「ある人や物事に強く惹かれ、夢中になっている状態を表す言葉」と定義されている。

 芸人ファンの女の子はよく「メロい」という言葉を使う。つまり芸人を「メロい」と思う女性は一定数いるのだ。僕はこの「メロい」現象は芸人に起こりやすいと思う。その理由が「仕事中とのギャップ」にあるとにらんでいる。

 女優やアイドルなど、芸能界で生きる綺麗な女性にはたくさんの男がちょっかいをかけてくる。その中には、地位の高い人やイケメン俳優だっているだろう。そういう人は元々「カッコ良くて当たり前」「スマートで当たり前」のように期待値が高い。

 その点、芸人は違う。舞台上では明るくバカっぽいキャラクターの人でも、仕事が終わると人が変わったようにクールに落ち着いていたりする。まあ普通の大人なので、ずっとあのキャラクターでいるわけはないが、やはり初めて見るとギャップを感じることは多いだろう。

 しかも売れている先輩であればあるほど裏ではかなり落ち着いていて、スマートな人が多い。いわゆる良い意味でギャップがあるのだ。その変化を女性は「メロさ」を感じてしまうのだろう。

 俳優や男性アイドルと比べて、特に芸人は売れるためにキャラクターを作る必要がある。それゆえに表に見えているキャラクターとは違う、本当の人柄に触れたときにギャップを感じるのだろう。例えば陰険なイメージがある山里さんは、裏ではスマートで優しい。蒼井優さんも会見で「そんなところに惚れた」とのろけていた。

 カズレーザーさんも売れ始めは奇抜なキャラクターを前面に押し出し、実はクイズに強く秀才という別の面で確固たる地位を築いた。二階堂ふみさんもそのギャップにメロついたのかもしれない。

帽子田
記事一覧
芸人、ライター
別名義では芸人として活動。一時期は年100本以上のライブに出演、ライブ主催の経験もアリ。一応現役の芸人ではあるが、ただのお笑い、バラエティ番組ファンでもあります。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ
ヤムおんちゃん草吉はあんぱん代をきっちり集金。ジャムおじさんとは違う“先導”に期待膨らむ
 草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太...
桧山珠美 2025-04-07 17:20 エンタメ
「あんぱん」ウラの見所~初週からブチかまし!細部に神経が行き届いた作品だと印象付けた中園脚本
 結太郎(加瀬亮)があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶ...
桧山珠美 2025-04-05 06:00 エンタメ
“百戦錬磨”香川照之ゆえの提案「全6話、スイッチを仕込んでいます」【主演ドラマ『災』インタビュー】
「連続ドラマW 災」(WOWOW、6日22時スタート)は、湿り気を帯びた陰鬱な雰囲気とぞわりとする劇伴が感情を揺さぶる不...
朝ドラ「あんぱん」の描写に25年前の“名台詞”が…CA役だった松嶋菜々子の変わらぬ美貌はさすが過ぎる
 ある日、のぶ(永瀬ゆずな)は千尋(平山正剛)とシーソーに乗る嵩(木村優来)を見かけるが、千尋が軽くて動かない。そこでの...
桧山珠美 2025-04-02 17:20 エンタメ
「あんぱん」ヒロインの着物がオレンジ色の納得。ドキンちゃんのモデルゆえの演出
 昭和初期、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆ...
桧山珠美 2025-03-31 17:20 エンタメ
朝ドラ「あんぱん」男性俳優陣がめちゃ豪華! 赤楚衛二路線で大ブレーク必須な最注目の若手は?
 31日(月)から新しい朝ドラが始まります。その名も連続テレビ小説「あんぱん」。あの「アンパンマン」の作者やなせたかしと...
【おむすびにモヤっと】伏線をまき散らして放送終了、そしてモヤモヤが残った。結はとんでもなくヤベ~やつ?
 歩(仲里依紗)から詩(大島美優)を引き取ろうとするのは甘かったかもしれないと聞いた結(橋本環奈)は、仮定の話を気にして...
桧山珠美 2025-03-29 06:00 エンタメ
【写真特集】倖田來未の美し過ぎるバスト♡ギリギリショット5連発
【この写真の本文に戻る⇒】40代の倖田來未が《全盛期と変わってない》と話題に…20年前と同系ファッションでも、なぜ痛くな...
2025年「冬ドラマ」を調査! 独走状態の『ホットスポット』、疲れた大人世代に『御上先生』は難しかったか
 2025年1月よりスタートした冬ドラマ。惜しまれつつ最終回を迎えたドラマがあった一方で、期待されていたものの視聴率が振...