「妻が出て行けばいい」“無駄遣い”は原動力だと言い切る夫。資産形成や貯金の要望を拒否する呆れた理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-08-23 11:45
投稿日:2025-08-23 11:45
冷酷と激情のあいだvol.260〜女性編〜」では、ミーハーな暮らしを好む夫との離婚を決意したミニマムライフを好む真琴さん(仮名)の心情をお届けしました。夫婦間での金銭感覚の違いをノリアキさんはどう捉えているのでしょうか。

40歳、ケチな妻にウンザリ

「今を楽しむのが、そんなに悪いことなんですかね?」

 開口一番、不機嫌そうに話し始めたノリアキさん。数カ月前から妻とのあいだでお金にまつわる口論が増え、かなりストレスが溜まっていると言います。

【読まれています】アラカン夫が気持ち悪い。43歳妻が悩む“ある要求”とは「レスは大歓迎だけど…」

不協和音のワケは…

「貯金や資産形成はもちろん大事ですけど、妻はお金に関してケチすぎる。俺から見ると、セコいの一言ですよ。

 妻は、俺が楽しむための出費を浪費って決めつけるし、ストレス発散のための出費も“無駄遣い”と言い放ちます。

 会社の帰りに本を買ったら『図書館で借りられないの?』とか、休日に外食に誘うと『そのお金を貯めるって発想はないわけ?』とか…。

 俺、貯金するために働いているワケじゃないんですよ。毎日を楽しく過ごすために嫌いな仕事にも向き合ってます。

 それなのに、なんで給料の使い道に文句ばかり言われなくちゃいけないんですかね。最近は露骨に冷めた目線を向けてきて、なんだか俺が悪いことをしているみたいな気持ちになります」

 ノリアキさん夫婦は職場恋愛からのスピード婚。

 お互いの価値観を十分に理解しないまま、結婚をしたせいで、不協和音が生じているのではないかと考えています。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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