加藤ローサの「同居離婚」に見るリアルな落とし穴。一般夫婦の“新しい形”にするのは危険なわけ

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-09-02 11:45
投稿日:2025-09-02 11:45

同居離婚の魅力と現実

 一方で、「家事も育児もやりたくないときはやらない」なんて都合の良い話がいつまでも通用するわけではありません。

 多くの家庭では夫が生活費を負担している現状を考えると、夫から「離婚したんだから生活費は折半で」と言われる可能性は十分あります。

 そうなってくると、同居離婚に対して少しハードルが高くなる女性もいるのではないでしょうか。

男性にとっては都合が悪い同居離婚

 同居離婚は女性にとってもハードルの高い選択ですが、実は男性にとっても大きな負担になります。これまで当たり前のように受けていたサポートがなくなり、「今までの日常」が一変してしまうからです。

 デメリットの方が目立つのでは? と思うと、気になるのは“どうやって夫を納得させるのか”。

「これまでと何も変わらないよ、ただ紙の問題だから」と言いながら、実際は少しずつ距離を広げていく――そんな展開になるのかもしれません。

 子育てが終わったタイミングで別居するための“第一歩”だと考えれば、確かに合理的。ただ、男性から見れば「それって騙し討ちじゃない?」と感じるかもしれません。

豆木メイ
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アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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