更新日:2025-10-04 11:45
投稿日:2025-10-04 11:45
「意味が分からない」妻の提案は却下
妻からは、義母との近居を解消して夫婦だけでどこかにアパートを借りたいという提案があったものの、マモルさんはこれを良しとはしていません。
その理由とは…?
「再婚したからといって先祖代々の土地を離れたくありません。せっかく家も土地もあるのにそこから離れる意味がわからない。
奈々美にとってはウチの土地もよその土地も同じかもしれないけれど、俺にとっては、思い入れが全然違います。
それに、今後は俺も家業の不動産管理に携わっていくので、今のうちに母親の近くでいろいろと仕事や流れを見ておきたいんですよ」
生活の面倒だけは見るつもり
マモルさんは義母との折り合いが悪いなら悪いなりに、奈々美さんの納得できる生活スタイルを見つけてもらいたいと話します。
「母親と妻が仲良くしてくれれば、それが一番ですけどね、どうしても無理だっていうなら仕方のない話です。俺は土地を離れてまで、奈々美と暮らすつもりはありません。
奈々美が『もう無理だ』って言うならば、離婚までしなくても別居とか週末婚とか。別の選択肢も視野に入れたほうがいいんでしょうね。
奈々美と再婚した責任が俺にはありますから。生活の面倒は、どんな形になってもちゃんと見ていくつもりです。
それさえすれば、俺の役目は果たせていると思うんですけど、どうですかね?」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
関連記事
ラブ 新着一覧
クリスマスは恋人と過ごすべき特別な一日だった20代、そんな焦りは消えて「ただの平日」になったアラフォーの今。 気楽に過...
街中がロマンチックなムードに包まれる中、フリマアプリでひっそりとクリスマスプレゼントが即売りされているのをご存じですか...
20代の頃、クリスマスは恋人と過ごすべき特別な一日だった。でもアラフォーになった今はちょっと違う? 大人になって変化し...
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】
『あの頃、まだ若い僕たちはなにが真実の愛なのかもわからず、ただ彷徨っていたね…...
クリスマスが近づくと、ふと昔の恋を思い出してしまう人もいるのではないでしょうか。
今回はアラサー女性が大学時代...
【『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』あらすじ】
『あの頃、まだ若い僕たちはなにが真実の愛なのかもわからず、...
街中がイルミネーションに包まれて、ロマンチックなムードが高まるクリスマス。心ときめくメッセージが届くのを期待していたの...
「冷酷と激情のあいだvol.277〜女性編〜」では、結婚2年目にしてモラハラ疑惑が浮上した夫と、離婚以外の方法で問題を解...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
【『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』あらすじ】
『あの頃、まだ若い僕たちはなにが真実の愛なのかもわからず、...
ヤンキーばかりが共同生活を送るNetflixの恋愛リアリティー番組『ラヴ上等』が大きな話題を呼んでいます。
マ...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
最近、「オープンマリッジ」という言葉を耳にする機会が増えています。結婚していても、パートナー以外と恋愛をしてもよいとい...
他人の恋の自慢話なんて聞きたくない! 羨ましくなるだけ! という領域を超え、他人の恋バナでいいから聞きたい! きゅんを...
2025年、恋が実った幸せな人もいれば、失敗に終わってしまった人もいるでしょう。今回は後者のエピソードを募集しました。...
「冷酷と激情のあいだvol.276〜女性編〜」では、日々の出費に細かく指示を出す夫が、その裏では自分だけマッサージやサプ...
















