カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学
【続・あの有名人の意外な学歴 】#1
カズレーザー&二階堂ふみ
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「現在、芸能界の高学歴カップルといえば、この2人」と制作会社ディレクターが挙げるのは8月10日に結婚を発表したカズレーザー(41)と二階堂ふみ(31)。カズレーザーは同志社、二階堂は慶応と東西トップランクの私大に在学していた。報告からすでに2カ月近くがたつが、「いまだに信じられない」と同ディレクター。「バイセクシュアルを公言するカズレーザーが結婚するはずがない」と勝手に思い込んでいた。
埼玉県加須市出身のカズレーザーは地元の公立小学校・中学校を経て、県立熊谷高校に進んだ。県内屈指の男子進学校だが、受験勉強はほとんどせず、入試直前に一夜漬けで準備。地頭が飛び抜けて良かったのだろう。
熊谷高校では相当、変わった生徒だった。トレードマークとなっている全身真っ赤ないでたちはこの頃から始まった。赤い服に身を包んだ主人公が活躍する漫画「コブラ」(寺沢武一作)のファンだった。「自由と自治」を掲げる同校には制服はない。コブラのコスプレで通学し、同級生たちからレッドと呼ばれた。このあだ名を本人はけっこう気に入っていたようだ。
同志社大の喜劇研究会でフルハウスというコンビを組んだ1年後輩の東ブクロ(現「さらば青春の光」)もカズレーザーからレッドさんと呼ぶように命じられている。
大学の第1志望は筑波大。寄生虫の研究をしたかったという。もし合格していたら、皇位継承順位2位で同大1年の悠仁さまの先輩になっていたが、それはかなわなかった。受験勉強にとりかかったのは高3になってから。出遅れが響いた。どうしても埼玉県から出たかったカズレーザーはすべり止めで受けた同志社大商学部に入学することになった。在学中はサークル活動と並行して就職活動も人並みに行い、大手銀行の内定を得たが、「働きたくない」という理由で辞退した。
一方、地元・那覇市の公立中学在学中に女優活動を始めた二階堂ふみは高校進学の際に上京。都立では中堅の八潮高校に入学した。大学進学を希望していたが、大河出演など高3になると映画やドラマの仕事が次々に入り、受験勉強どころではなくなる。現役での受験は見送らざるをえなかった。翌年は撮影の合間に猛勉強。AO入試で慶応大総合政策学部に合格した。「AO入試といえども慶応は非常にハードルが高い」と話すのは個別指導塾の幹部だ。
5年前、高校ナンバーワン投手と目された中京大付属中京高校の高橋宏斗が慶応のAO入試に挑戦。合格できず急きょ、プロ志望届を提出。すべり込みでドラフトにかかり中日に入団した。「片手間の準備で受かるのは不可能に近い」(同)という。
だが、二階堂もせっかく入学しながら「卒業できたかは確認できていない」と芸能記者。その後、朝の連ドラのヒロイン役など多忙をきわめ、在学できる上限の8年はとうに過ぎた。ともかく、カズレーザーと幸せな家庭を築いてほしい。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
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