閉経前にもう一度…“癒し”を求める50代女性「ただ話を聞いてもらいたい」男性を求める切実な理由

内藤みか 作家
更新日:2025-10-10 11:45
投稿日:2025-10-10 11:45
 ドラマやネットなどで「女性用風俗」が取り上げられることが増え、一般の女性たちにもその名が浸透してきました。

 アラフィフマダムたちも興味津々です。彼女たちが女風を利用したくなった理由を聞いてみました。

実は昭和から存在した業種

 女性のところに出向き、マッサージで快感を与えるという業態は、昭和の頃からありました。しかし以前は、出張ホストや女性向け性感マッサージ、または逆風俗、逆性感などと言われることが多かったようです。

 しかしコロナ禍の緊急事態宣言でホストクラブが臨時休業することとなり、やむなく一緒に飲む男性を女性たちが探すようになりました。その頃から女性用風俗という表現が定着してきました。次第にそれは女風(じょふう)と略されるようになりました。

 女風を利用する女性は、水商売で働く女性たちが多いと言われていました。しかし最近はその業態が知られるようになり、利用方法もネットで案内され、ユーザーの口コミも読めます。そうしたことから一般の女性の利用も増えています。

 女風で働いたことがある男性の話では、特に多いと感じるのはバツイチの女性なのだとか。離婚して身も心も寂しいので、癒やされたくなり利用するといいます。かなり切羽詰まった気持ちなのだということが推察できます。

夫は空気のような存在

 しかし夫と同居する人妻も、女風の利用を検討することがあります。中には実際に利用する人もいます。彼女たちはどういった理由で、男性にお金を払うようになるのでしょうか。

 その最も大きな理由は「夫が相手にしてくれない」というものです。長年連れ添い、空気のような存在になってしまい、恋人のようなときめきなど全くない、という状態に陥った時、誰かに優しくしてもらいたいと考えるようになるのです。

お茶するだけで充分

 しかしその利用方法は人それぞれです。最もよく聞くのは「一緒にお茶をする」というもの。「過度なことは望んでないの。ただ私の話を聞いてもらいたい」と希望しているのです。このメニューはご主人と会話すら交わさず、寂しさを募らせている人が希望しがちです。

 実際、女性用風俗でもデートだけのプランを用意している店舗もあり、そちらのほうが料金も安いというケースもあります。最初の一歩、顔合わせとしては最もリスクも低く、気軽に利用できるのかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「嫌いから好きに」ってある♡恋愛対象外だった男性にハマったきっかけ
 人の感情は180度変わる場合があります。大好きだった彼をすっかり嫌いになることもあれば、嫌いだった人を好きになるケース...
恋バナ調査隊 2023-10-14 06:00 ラブ
気持ち良くも楽しくもない…体の相性が最悪で結婚に踏み切れない39歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-10-14 06:00 ラブ
「体の相性?子作りには支障ない」結婚延期の不満を切り出せない42歳男
「冷酷と激情のあいだvol.164〜女性編〜」では、プロポーズをしてきた恋人のカズトさん(42歳・仮名)との体の相性が悪...
並木まき 2023-10-14 06:00 ラブ
ナルシストに要注意!自信のある人と似ているけれど全く別物
 みなさんはナルシストな人って、どう思いますか? 私はぶっちゃけ、恋愛関係になるのは二度とごめんです!  ナルシストは...
おくげちゃん 2023-10-13 06:00 ラブ
一時のきゅん♡に溺れたのが運の尽き…複数の不倫を経験した女性の末路
 アラサー・アラフォーになると、周りにいる素敵な男性はほぼ妻帯者。「好きになった彼が既婚者だった」なんて経験をしたことが...
恋バナ調査隊 2023-10-13 06:00 ラブ
モテるおばあちゃんに3つの秘訣 マネして人生を上向きに!
 加齢により「女」という武器を使えなくなる女性がいます。その一方でおばあちゃんになってもモテる女性もいます。  できる...
内藤みか 2023-10-12 06:00 ラブ
元彼は心も体も許した存在だもの…昔の男と不倫に溺れた既婚女性たちの話
 1度愛し合った仲の「元彼」は、あなたにとってどんな存在でしょうか?  今回は、元彼と不倫関係になった女性たちのエピソ...
恋バナ調査隊 2023-10-12 06:00 ラブ
うざすぎる! 既婚者からの迷惑なアプローチ撃退に効果的な3つのセリフ
 男性から口説かれるのは嬉しいですよね。でも、どんなに素敵な男性でも相手が「既婚者」なら話は別。妻に愛を誓ったにも関わら...
恋バナ調査隊 2023-10-11 06:00 ラブ
まるで魔法の一言!男がついついあなたに心を開いちゃう質問
 男性は一般的に、自分から感情や考えをオープンにする機会が少ないですよね。  しかし、それは男性が心を開きたくない...
若林杏樹 2023-10-11 06:00 ラブ
妄想はタダな上に楽しい♡ 独身女性が考える結婚したらやりたいこと
 結婚せずとも幸せになれる現代でも、やはり「大好きな人と結婚したい!」と思っている女性は多いですよね。「大好きな人と結婚...
恋バナ調査隊 2023-10-10 06:00 ラブ
セルフプレジャーはどこでしてる?場所選びで大事なポイント
 私は、セルフプレジャーやラブグッズのレビューをブログやSNSで発信しています。  そんな中、女性いつ、どこでセル...
豆木メイ 2023-10-10 06:00 ラブ
飲み会より家に早く帰りたい! って思わせる「癒し系女性」6つの特徴
 好きな女性のタイプに「癒し系」と答える男性は少なくありません。特にアラサー・アラフォーの大人世代は、日々の疲れを彼女に...
恋バナ調査隊 2023-10-09 06:00 ラブ
お金持ちはモラハラ男率が高い5つの理由 玉の輿の人生に“盲点”あり
 女性が結婚相手の男性に求める要素をまとめた3K(高身長・高学歴、そして高収入!)は、今や懐かしい言葉。でも、「お金持ち...
恋バナ調査隊 2023-10-09 06:00 ラブ
ノリ重視?射手座(11月23日〜12月21日)の男を射止める攻略法3つ
 気になる相手を射止めるには、恋愛心理学だけでなく「星座別」の特徴を踏まえた攻略法を試すのがおすすめです。今回は、11月...
恋バナ調査隊 2023-10-08 06:00 ラブ
「ラブホのライター、不信感しかない」夫が信じられない妻とその処方箋
 一番身近な異性であり家族である夫を信じられなくなったら、あなたは平気でいられるでしょうか?  今回は、世の妻たちが夫...
2023-10-07 06:00 ラブ
資産家息子の彼氏が“ほぼプー”に転落…別れを決断できない40女の葛藤
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-10-07 06:00 ラブ