更新日:2025-10-31 11:45
投稿日:2025-10-31 11:45
どんどん親密な仲に
その夜から、ふたりはLINEで毎日のように連絡を取り合うようになる。朝の挨拶、仕事帰りのひとこと、寝る前のスタンプ――小さなやりとりの積み重ねが、恋心を育てていった。
貴和子さんは「早く会いたいな」「恭一さんが今夜の夢に出てきますように」などと積極的に愛の言葉を綴り、恭一さんの心をとろけさせたという。
3週間後。
「次はもっと恭一さんを知りたい」と連絡が入り、2度目のデートでラブホテルに行くことに。
「まさか2回目でホテルとは思わず、内心かなり焦りました。デート前夜、貴和子さんからは『明日のことを考えると、ドキドキして眠れない』とのLINEがあって、僕も緊張して眠れませんでした」
幸せの絶頂からどん底へ
だが、その甘い夢はあっけなく崩れる。
「ホテルで関係を持って、幸せの絶頂だったんです。彼女も満足そうだったので『これからもパートナーとして付き合ってください』と伝えたんです。当然、『イエス』が返ってくると思っていたのですが…」
ところが、彼女の口から出たのは予想外の言葉だった。
「ごめんなさい。恭一さんとは友達でいたいの。ご飯やお茶ならいいけど、ホテルはもうイヤ」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
「頭が真っ白になって、声も出ませんでした。彼女は『そろそろ時間だから、帰りは別々に出ましょう』と先に部屋を出て行って…。
一人残されて、涙がにじんできました。どうやって電車に乗って帰ったか覚えていません」
関連記事
- 「魅力的な男はシェアしてもいい」ラテン講師に10人のマダムが陥落。閉経後の女性が溺れた歪な“ハーレム恋愛”
- 【漫画】#1「家事サボるとかダメ人間じゃん」妻に暴言…夫は変わってしまった?『我慢の限界~ずっと黙ってきたけど今日から旦那にやり返します』
- 【漫画】「あなたは不妊症です」婚約者も仕事も失って…私は女として“失格”なの?『できても、できなくても』#1
- 閉経前にもう一度…“癒し”を求める50代女性「ただ話を聞いてもらいたい」男性を求める切実な理由
- 「土下座してでもやり直したい」妻との昇進レースに負けた夫、33歳で無職に。女性部下との“関係”に逃げた顛末
- 男の「私たち付き合ってるよね?」への本音。告白はなくても“彼女認定”されるきっかけ
ラブ 新着一覧
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。友達の夫や彼氏だろうがだれかれ構わず男性を誘惑してしまう癖のあるオトナ女子も...
彼氏がどのくらい自分にぞっこんな状態なのか、知りたいと思ったことはありませんか? でも、彼氏に直接聞くのはなんだか恥ず...
恋人とのキスは、とても大切なもの。恋愛上級者でキス慣れしている人は、ここぞとばかりにテクニックを見せつける人もいるかも...
彼氏との交際が長い女性は、「彼氏のことならなんでも知ってる!」という自信があるかもしれませんね。しかし、男性には「大好...
年下男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、いざ年下男子を目の前にすると、ガツガツしすぎてドン引きされる...
年下の彼といい感じになっているのに、なかなか告白してくれない……。そんな悩みを抱えている人は多いようです。でも年上女性...
自分は相手のことを好きなのに、「俺らって合わないよね……」なんて言われたらショックですよね。相手の気持ちが冷めたと思う...
ブサメン男性に告白されたとき、「顔がちょっと……」と断ってしまう女性は多いようです。でも、ちょっと待ってください。実は...
ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
大好きな彼とデートの日。致命的なミスをして彼にドン引きされた経験はありませんか? 女性からしたら普段何気なくしている...
元彼から連絡が来たーー。そんな時はどう対処しようか考える前に「なぜ連絡をしてきたのか?」と、理由を探ることが大切です。...
幸せな結婚をしたはずなのに、気づいたら夫に浮気をされる「サレ妻」になっていた……。
そんな悲しい思いをしている女性...
付き合いはじめた彼氏のだらしない部分を見て、イライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。でも、会うたびにだらし...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.92〜女性編〜」では、夫であるヒロシさんからの束縛が強くなってきていることに苦しむ妻・麻子さ...
世の中には、まるで悟りを開いたかのように優しい彼氏が存在します。彼女のわがままでさえ、すべて優しく受け止める彼氏の器の...
















