「こんな屈辱、人生で初めて」33歳モテ男が味わった“敗北”…火遊びが招いた令和の逆転劇

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-10-31 11:45
投稿日:2025-10-31 11:45

「妻を裏切った罰」コメント欄が炎上寸前

 帰宅すると、妻と息子が「パパー!」と駆け寄ってきた。

「笑顔で『ただいま』と言って、風呂場に直行。頭からシャワーを浴びながら男泣きしました。こんな屈辱、人生で初めてでした」

 自分でもフラれた理由がわからず、恭一さんはアプリ内の掲示板に匿名でショックな出来事を書きこんだ。「貴和子さんが読むかもしれない」という心配など、かまう余裕もなかった。

 すると、すぐにコメントが殺到。

――顔は好みでも相性が悪かったんでしょ
――友達でいいじゃん。メシ友にしなよ
――一度はいいと思ったけど、「やっぱ無理」って、女ならよくある。
――子供小さいのに何やってんの、奥さんを裏切った天罰だよ
――ホテルまで行って断られるのはキツいっすね
――もしかして口臭か体臭? 奥さんのとこ戻りなよ
――答えは簡単。テク不足!

 コメント欄は炎上寸前だったという。

「正直、読んでいて泣き笑いでした。でも『妻を裏切った罰』という言葉が一番刺さりました」

「もうマチアプは懲りた」

 あれから半月。恭一さんは「もうマチアプは懲りた」と苦笑する。

「貴和子さんを責める気はありません。きっと『合わなかった』だけ。でも、学生時代から『女に追われる側』だったのに、まさか『1回で捨てられる側』になるとは…」

 男のプライドをズタズタにした、たった一度の逢瀬。

「今は家族の笑顔を見ているだけでホッとします。妻の作る夕飯が、妙にありがたく感じるようになりました。人生って、ほんと女の手のひらの上ですね」

――『ヤリ捨てられた男』の涙が、静かに平凡な幸せを教えてくれる。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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