ひとりって、寂しいですか? アラフィフ独女が思う“一人旅”の幸福論。「誰にも気を遣わない時間」はなんて楽しいんだ!

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-11-05 11:45
投稿日:2025-11-05 11:45

アラフィフになって実感する「ひとりの時間」の大切さ

 あれから20年以上。ひとり旅は私にとって、暮らしの一部のようなものになりました。そしてアラフィフと呼ばれる年齢になって、改めて思うのです。ひとり旅こそ、今の自分に必要な時間だと。

 若い頃のように、朝から晩までスケジュールを詰め込むことはもうできません。けれど今の私は、自分の体力や気分に合わせて、無理のない旅程を自分の手でつくることができます。

 朝はゆっくり起きて、疲れたらすぐホテルに戻る。ランチはそのときの気分で決める。誰にも気を遣わず、自分を中心に旅を組み立てられることが、こんなにも満たされるものだなんて、昔は知りませんでした。

「一人って寂しくないの?」という声に思うこと

「ひとりって寂しくないの?」と今でも聞かれることがあります。でも私は、むしろ誰かと一緒にいるときのほうが、気を遣いすぎてしまって疲れてしまうタイプです。

 ひとり旅には、自分の感覚と静かにつながる時間があります。

 街の空気を深く吸い込んだり、偶然見つけた路地にふらりと入ってみたり。旅のすべてが「自分のためだけに流れている」と感じられる瞬間は、どこか甘やかで、少し誇らしくもあります。

 そしてなにより、自分の「好き」を詰め込めるのが、ひとり旅の最大の魅力。

 食べたいもの、見たい場所、泊まりたいホテル——誰かに遠慮することなく、自分の好みだけで予定を立てていい。計画段階から旅は始まっていて、地図を眺めながらワクワクする時間もまた、かけがえのないものなのです。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


夫は“推し”を支えるスポンサー? 私が「推し活」にハマれなかった理由。現実逃避もいいけれど
 最近、アイドルやお笑い芸人、アーティストなどの推し活に夢中な友人を見ていると、みんなキラキラした目をしていて、完全に“...
「自炊キャンセル界隈」だけど何か? 私の“ラクする”方法6選。紙皿、紙コップで十分でしょ!
「自炊キャンセル界隈」という言葉、SNSなどで見かけたことはありませんか? この言葉には、「自炊を頑張る余力のない人たち...
ドラマみたい! 葬儀に愛人が次々登場…身内に仰天した非常識エピソード。泥酔して全裸になる義父も
 非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが義両親や親戚となると話は別...
可愛いのは“実の娘”の子どもだけ…義母からの孫差別に苦悩する妻。なぜ「うちの孫」と言われない?
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
やば!電磁波カット、牛乳を顔に…健康と美容オタクのやりすぎLINE6選。もはや異次元?
 いつまでも元気で若々しい魅力を保ちたいと考えている人は多いはず。でも、中にはちょっと暴走気味な“クセ強”キャラも…。 ...
「僕んち来ないか?」って誘ってる? きゅるるん猫の“にゃんたま”に妄想が捗ります♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第105回「サツマイモ祭だーっ」
【連載第105回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【表現クイズ】「ガラスの天井」以外もあった! 昇進を阻む意味を持つもう1つの「天井」は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「お年玉は1万以上で」金額指定すんのかーい! 親戚からの“図々しいLINE”3選。開いた口が塞がらない…
 普段あまり会うことのない親戚や遠い親戚から、図々しいLINEが届いて困惑した経験がある方もいるでしょう。今回はそんなL...
私、変わったと思ったのに…また都合のいい関係!?「成長してない自分」に気付いた瞬間6選
「前よりは大人になったつもり」「昔と比べて変われたはず」そう思っていたのに、ある瞬間「あれ、私、全然変わってない…?」と...
今日は甘やかす日♡ “自分へのご褒美”どうしてる? 女たちの欲望だだ漏れエピ7選
 あなたは、毎日頑張ってる自分にご褒美を与えるとしたらなにをしますか? 今回は、アラフォー女性をターゲットに、自分へのご...
見返り“にゃんたま”の眼差しにズキュン♡白ソックスの王道ポーズにやられた…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年女の前髪問題、もう「600円カット」で良くない? “アンガ田中似”美容師の実力はいかほどか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“そういうこと”を求められて――芸能界で夢を追う娘からのSOS。頬はこけ、目にはクマ…送り出した母の後悔
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
花粉症の敵“ブタクサ”と間違えないで!「黄色い悪者」が秘めた意外なパワー。実は身体や美容の味方?
 神奈川の片田舎にございます、猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。この季節になると店のぐるりはアノ「黄色いテロリスト」に包囲...
七五三の“裏側”は苦労だらけ!親たちの泣き笑いエピソード。せっかくの着付けが一瞬で台無しに…
 子どもの健やかな成長を祝う「七五三」。日本ではとてもメジャーな行事ですが、実は準備から当日まで、各家庭には様々な苦労が...