「裏切者!」妻のネイルが頬を裂いて…男が直面した超修羅場。離婚の先にあった予想を裏切る結末

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-11-07 11:45
投稿日:2025-11-07 11:45

失恋から逃げるように年下女性と結婚

 翌年、友人を通じて、美紀さんが弁護士と結婚したと知る。

「ショックでしたね…。落ち込む僕に紹介されたのが、今の妻・加奈子(27歳/主婦)です。

 芦屋生まれのお嬢様で、実家は代々続く輸入業。兄2人が家業を継いでいたので、末娘の結婚にはうるさくなかった。温室育ちの彼女は『テレビ番組に携わっているなんて素敵!』と喜んでくれて…」

 失恋の痛みを埋めるように交際を重ね、幸次郎さんは加奈子さんと結婚。翌年、息子が生まれた。だが、東京での生活は不満だらけだったという。

「お嬢様育ちの加奈子は、実家の母――つまり義母を目黒の新居に呼び寄せ、育児や家事を任せていたんです。自分は女友達とショッピング、美活、グルメ、観劇ざんまい。

 僕との会話は女友達の話か、息子の将来のことばかり。メディア関係で不規則な僕の仕事や健康面には、まったく興味を示さない。息子が10カ月のころには、夫婦関係は完全に冷え切っていました」

大学の同窓会で元カノと再会

 疲弊した日々のなか、幸次郎さんの脳裏に、かつての恋人・美紀さんの笑顔が浮かぶようになった。

 そんな折、大学の同窓会が運命を変える。

「美紀と再会したんです。昔と変わらない明るさに、ちょっと大人の色気が加わって、さらに魅力的だった。

『実は、離婚したの。弁護士って理屈っぽくてイヤね』と笑う彼女に、『もしかしたら、運命なのかも』と胸が熱くなって…。

 僕も家庭がうまくいっていないと打ち明けると、自然に『復縁』という流れに。ゴルフやドライブを重ね、彼女の強さと優しさに救われたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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