「結婚するなら勘当だ!」親が激反対…44歳バツイチ女性、年下彼の“求婚”に返事ができない理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-11-22 11:45
投稿日:2025-11-22 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

44歳、10歳年下彼氏からプロポーズされて…

 弓枝さん(仮名)は、10歳年下の恋人との結婚に悩む44歳のバツイチ女性。現在の恋人であるヨシユキさん(仮名)とは、地元のイベントで意気投合し、交際がスタートしました。

「ドロ沼離婚で大変だったので、結婚はもうこりごりだと思っていました。原因は相手の浮気。なのに、話し合いでは相手が逃げまくって結局、慰謝料もほとんど取れず、私が泣き寝入りするような形で終わりました。

 だから、恋愛はするけれど結婚はしたくない。そんな気持ちが、しばらくは強かったんですよ」

 ヨシユキさんとも、交際当初は「恋愛オンリー」のつもりでしたが、交際3カ月目にヨシユキさんからプロポーズされ、状況が一変。プロポーズの返事を「保留」にしたまま、弓枝さんは本気で悩んでいます。

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意外だった親の反応

「親にチラッと伝えたんですよ。年下の彼がいて、プロポーズされたって。そうしたらまさかの猛反対!『絶対にやめておきなさい。結婚するなら勘当だ』とまで言い出しています」

 弓枝さんの親がそこまで結婚に反対する理由は、ズバリ、ヨシユキさんが弓枝さんより10歳年下なこと。ドロ沼離婚の相手が5歳年下だったこともあり、親は「また浮気されて離婚する」と決めつけ、かたくなな姿勢を崩しません。

「親の言い分も一理あります。離婚のときにずいぶんと心配させてしまったし。私も第三者目線でアドバイスするなら、同じことを言うと思います。

 だけどヨシユキって、本気で私のことを好きみたいなんですよね。だからプロポーズを断るのも、なんだか申し訳なくて…。もちろん“情”だけで結婚なんて決めるべきじゃないんでしょうけど」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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