更新日:2025-11-25 11:45
投稿日:2025-11-25 11:45
SNSで勝手に拡散されて…
SNSでは、さらに残酷だった。
高校時代、クラスメイトが軽いノリで彼の名前を“キラキラネームまとめ”に投稿。そこに勝手に画像が添えられ、拡散された。
「“ぴかる(笑)”ってコメントがついて。あれは、ほんとに消したかった」
その投稿はすぐに消されたが、検索結果にはしばらく名前が残った。
以来、彼は本名でSNSを使うのをやめた。
「ネットって、一度笑われたら終わりなんですよ。誰かが“変な名前”って言えば、それが事実みたいに広まる。
生まれる前から決められた名前で、人格まで判断されるって、おかしくないですか?」
改名も考えたけれど
それでも、名前を恨みきれない理由がある。両親が本気で考えてくれたことを知っているからだ。
母は当時、名付けの本を10冊以上読み、意味の響きを何度も調べたという。
「“オンリーワンの名前がいい”って、うれしそうに話してたのを覚えてます」
だから、彼は改名を考えたことがあっても、実行に移せなかった。
「改名したら、親が悲しむ気がして。俺が嫌がってること、たぶん知らないんです」
ただ、悪いことばかりでもない。
「“ぴかる”って一回聞いたら忘れられない名前だから、営業では逆に覚えてもらえる」
大学のゼミ発表でも、司会に名前を読み上げられるたびに注目が集まり、自然と人前に出る度胸もついた。
ライフスタイル 新着一覧
あなたは、毎日頑張ってる自分にご褒美を与えるとしたらなにをしますか? 今回は、アラフォー女性をターゲットに、自分へのご...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
神奈川の片田舎にございます、猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。この季節になると店のぐるりはアノ「黄色いテロリスト」に包囲...
子どもの健やかな成長を祝う「七五三」。日本ではとてもメジャーな行事ですが、実は準備から当日まで、各家庭には様々な苦労が...
幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
コンビニやスーパーを中心に、急速な勢いで普及しているセルフレジ。様々なメリットがある一方で、セルフレジについてもやもや...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あなたは、なんの偽りもなく生きていますか? 自分をよく見せたくて、あるいは相手に話を合わせたくて嘘をついてしまうことは...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ママ友がいないことをネガティブに捉える人もいますが、いたらいたで違う悩みや厄介事が増えるかもしれません。今回は、図々し...
都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。しかし、知...
都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。元イラスト...
根上朱里が生まれ育ったのは、東京から鈍行列車で2時間ほど揺られた終点にある港町だ。
近年は都内から気軽に行ける...
















