【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

更新日:2025-11-23 17:03
投稿日:2025-11-23 17:00

 元女優の江角マキコさん(58)をめぐり、一部週刊誌が「泥沼の訴訟トラブル」などと報じていた民事裁判で、江角さんが勝訴していたことが分かった。江角さんは、「訴えられたことに驚きましたし、週刊誌の報道にもショックを受けました」と苦しんだ胸の内を明かした。

 江角さんに対して訴訟を起こしていたのは、江角さんの子どもが通っていたケイ・インターナショナルスクール東京(KIST=東京都江東区)の創立者A氏の長女、長男、次男だ。3人は、2022年1月に76歳で亡くなったA氏が生前に江角さんとの間で交わした「和解契約公正証書」が無効であることを確認することと、それぞれに慰謝料100万円を支払うことを求める裁判を、23年4月、東京地裁に起こした。公正証書に記された和解金が債務として残っていたことで相続放棄を余儀なくされ、精神的苦痛を被ったと訴えたのだ。

 翌24年9月、東京地裁は3人の請求について「その原因とする事実の存否を検討するまでもなく、いずれも理由がない」と判断し棄却。3人はいったん控訴したものの、11月に取り下げて敗訴が確定した。

 3人が争点にした「和解契約公正証書」には、A氏が同校の理事長を解任される“お家騒動”の際に、妻で副理事長(現在は理事長)のBさんらが江角さんを巻き込んだことに対するA氏からの謝罪と、和解金の支払いで双方が合意したことが記されている。もっともこの和解金は支払われておらず、江角さんも請求していない。

 もともと江角さんとA氏家族は親しい間柄だったというが、19年12月にBさんや同校の教員を務める3人の子どもたちと対立したA氏が家を出ると、校内で「A氏と江角は男女の関係にある」とのうわさが拡散し、関係は一変した。江角さんは「怖くなった」と振り返る。

「A氏は毎朝杖をついて校門に立ち、自宅では車イスを使われていました。あり得ないうわさ話に私は、何か得体の知れないことに巻き込まれていると感じ、弁護士に相談しました」

■手元に届いていない訴状も記事になる不可解

 江角さんは保護者の証言などからうわさの発信源がBさんだと受け止めた。弁護士を通じてBさんにうわさの回収と謝罪を求めたが折り合いがつかず、代わりにA氏が謝罪の気持ちを公正証書として残したのだという。

「A氏は私に『学校はあなたの子どもが安心して学べる環境にない』『他の学校に移る費用は私が持つ』と謝罪し、公正証書にすることも提案されました。私からは請求していませんし、お金を受け取ってもいません。私はこれを真摯な謝罪として受け止めただけです」

 A氏は家族との対立から2年後、自宅に帰ることなく亡くなった。

「記事になったことにも、私は衝撃を受けました。裁判は普通、人知れず始まるものです。それなのに私が女優をしていたことで、取り上げられた。手元に届いていない訴状も掲載され、原告側の勝手な言い分ばかりが掲載されたのです。学校側が『善』で江角は『悪』だという印象操作がされていると感じました」

 江角さんの元には保護者からの応援メッセージが数多く寄せられたという。江角さんは「とても励まされましたし、感謝しています」と振り返る。

 江角さんの代理人を務めた喜田村洋一弁護士は、「請求は認められる余地のないものでした。また、訴状が届く前にメディアが詳細を入手して報道するなど、不可解な訴訟でした」と総括した。

 一方、原告側の代理人を務めた寺井勇人弁護士は、全く別の訴訟で学校と江角さんが和解した内容を理由に「回答することは重大な法的義務違反」としている。

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ