嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題
STARTO ENTERTAINMENTが嵐のコンサートツアーを22日に発表したことで、旧ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏(59)の言動が業界やファンの間で取り沙汰されている。
チケット売上約90億~300億円、観客動員は約75万人、ファンクラブ関連、スポンサー、配信などを含む総合収益は150億円超、最大で500億円規模とする試算や予測が報じられているなか、ジュリー氏の動向が一部で注目を集めているのだという。
「もともと嵐が解散という選択肢を取らなかったのも、2021年から無期限活動休止としたのもジュリー氏の判断でした。7月に刊行した『ラストインタビュー -藤島ジュリー景子との47時間-』で、《最終的に『解散ではなく、休止という形にしたら』と提案したのは私です》と明確に認めています。解散話もあるなか、2017年にリーダーの大野智が辞めたいという気持ちをメンバーに言い出せず、悩んでいたところを支えたとし、ジュリー氏は《なんとか精神を保ってやってきたのをずっと近くで見ていたので、これ以上何かを強いてしまえば本当に壊れてしまうと思ったんですよね》と振り返った。解散コンサートは、ジャニーズからの歴代グループでも、全員がやれたわけじゃないし、晴れて、一大イベントが実現することになり、感慨ひとしおなのではないかというのです」
とは、マスコミ関係者だ。
「しかし、ジュリー氏の発言はファンの間では必ずしも好意的に受け止められてはいませんでした。休止提案が報じられた8月、『FLASH』は《“アドバイス”にファン怒り『お金入ってこないもんね』》との見出しで、Xでのファンの反響を伝えています。《しんどい大野くんに、休止と提案したのは、もう無理かもしれないのに、ファンクラブ収入を保持したかっただけ》《解散されたらFCのお金入ってこないもんね》などというものです。こうした反応が全てではないにせよ、活動休止中、一度も請求が止まることのなかったFC会費と、復活を待ち望んで、首を長くしていたファンの気持ちには、言いしれぬものがあるようです。とりわけ2024年はデビュー25周年で、期待に胸を膨らませながら結局肩透かしで、もう会費を払い続けられないと退会するファンも続出したそうです」(同)
今年5月にFCへの「新規入会」を一次的に休止するとの発表があり、その後再び受付が始まったが、新規入会者にチケット購入の権利が与えられなかったりして、また一部ファンの混乱が続いているという。それが「人気グループ見たさのファンに、チケットなどの配分で差をつける昔からのジャニーズビジネス」(業界関係者)なのかも知れない。
■性加害被害たちの心の傷に塩を塗りつけるような裁判では…
ジュリー氏をめぐっては、叔父のジャニーズ創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題への補償でも、一部で疑問符がついている。被害者らへの取材を続けるYouTubeチャンネル「河田町姉妹のおしゃべりワイドショー」MCのひとり、リポーターの小柳美江さんはこう言う。
「ジュリーさんは2023年9月の記者会見で被害者に謝罪の言葉を述べ、その責任を取って(旧ジャニーズ事務所)社長を辞任し、被害者への補償や救済に責任を持って対応する意向を示されました。その後、補償金の支払いは一定の進捗を見せているものの、被害申告者への説明責任も補償の透明性もあるようには見えず、申告を全面否定された被害申告者の訴訟では、苦しい思いをした人がまた心の傷に塩を塗られ、尊厳すら傷つけられられているような場面も続いています。そんな方々の苦悩、訴え、悔しさを間近で何度も取材させていただいている立場からすると、嵐メンバーは全く無関係ですが、莫大な収益のごく一部でも彼らに回すことはお考えにならないのか。かつての勢いを取り戻したような、今のジュリーさんたち旧ジャニーズを、今も蔑ろにされているとと思っている被害者たちがどんな思いで見ているのか、お耳には入っていないのでしょうかと、伺ってみたいものです」
途方もない額の売り上げが取り沙汰される一方、被害補償金どころか被害訴えも無視されている性加害問題の被害申告者たちは救われない。
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