ストイックな経営者と恋仲に
「不倫相手の啓二さん(49歳経営者/既婚・子どもあり)とは、仕事先で出会いました。
私が紳士服の仕事をしていて、いわゆる『お客様』です。オーダーメイドスーツの細かな打ち合わせの時から『ダンディで素敵な人』と思っていましたが、スーツの受け渡しの日に食事に誘われて…。
仕事仲間には内緒で食事をし、その後、交際が始まったんです。私がバツイチで中学生の娘がいること、彼に大学生の息子さんがいることもわかりました。でも、好きになってしまった…。
彼は車の部品販売会社の社長ですが、経営者向けの実践セミナーや行動経済学の勉強会にも通い、心理学やコミュニケーション、マネジメントまで幅広く学んでいる人。
そういうストイックな姿勢にも惹かれました。『弥生といると元気をもらえる』『接客も品格あって素晴らしい』と褒めてくれて…。彼と付き合ってから、仕事も前向きに頑張れるようになりました」
大阪異動で遠距離恋愛に
月に1〜2度の逢瀬。だが、その甘い時間は、弥生さんの異動で一変する。
「私の仕事ぶりが認められて、大阪店の店長に抜擢されたんです。娘は、私の両親が住む都内の実家から通学できるので心配はありません。でも、啓二さんと遠距離恋愛になってしまって…それが本当につらかった」
遠距離不倫が始まって初めてのクリスマス。啓二さんは「出張」と家族に告げ、弥生さんとクリスマスディナーを楽しみ、夜景の見えるホテルで甘い時間を過ごした。
正月は、弥生さんが東京に帰省中、初詣デートができたという。
「幸せでした。忙しい彼が私のために時間を作ってくれる…それだけで愛されている実感がありました。LINEもマメにくれて、『離れていてもつながっている』と感じられました。
ただ苦しいのは、この幸せを誰にも言えないこと。家族にも友人にも言えない。SNSにもアップできない。それが歯がゆかったですね」
「家族で過ごす」残酷な宣告に涙
しかし、今年の年末は様子が違った。
「啓二さんに『クリスマスは仕事で時間が取れない』と言われたうえに、『12月28日〜1月4日は家族と過ごすのでLINEも控えてほしい』と。ショックでした。年末年始は東京の実家で過ごし、昨年のように初詣デートがあるものだと思っていましたから…。
寂しさが押し寄せて、眠れない日が続きました。そんな時に限ってお客様のクレーム対応が続いて、心身ともに疲れ果ててしまって。
メンタルクリニックで抗不安剤を処方されました。でも、以前のような明るい自分に戻れない。だからと言って啓二さんに八つ当たりもできないし…男が最も嫌うのは『面倒くさい女』だと理解していましたから。そこで、思いきった行動に出たんです」
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