「ロイヤルファミリー」視聴率回復は《目黒蓮効果》説に異論も…ハリウッドデビューする“めめ”に足りないもの
“涙活”のために見ている人も多いだろう。妻夫木聡(44)主演のTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の話。競馬の世界を舞台に20年もの長き月日を描くヒューマンドラマだ。妻夫木が演じるのは、大手人材派遣会社の創業社長で馬主の山王耕造(佐藤浩市=64)の秘書・栗須。耕造と愛人との子・耕一をSnowManの目黒蓮(28=写真)が演じている。
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「馬たちの澄んだ瞳と、懸命な走りに毎回胸が熱くなります。走り出したらこぶしを握り締めてしまうのは、馬の走りに登場人物たちの生き様を重ねてしまうからでしょう。原作と脚本の力はもちろん、主演の妻夫木さん、佐藤さん、沢村一樹さん、黒木瞳さんなどベテラン勢の頼もしさったらない! 途中までの出演でしたが、尾美としのりさんの演技にも泣かされましたねえ」。毎話、涙なしでは見られないという。一方、目黒推しだというある女性誌編集者からはこんな声も。
「若い世代はもちろん、目黒さんには、私も含めて40~60代女性にも熱烈なファンが多い。『ロイヤルファミリー』が始まった当初はナレーションのみの出演でしたが、彼の声質はくぐもっていて滑舌も抜群とは言えず、《ナレーション向きではない》と思っていました。《批判されるのでは?》と内心ドキドキで……第4話で登場した際には《やはり声だけより姿かたちがあってこそ目黒クン》とひと安心しました」
その「ロイヤルファミリー」は、世帯視聴率(関東地区=ビデオリサーチ調べ)が2ケタ好発進だったが、第4話で9.0%に。目黒が本格的に登場した第5話は11.0%と上昇し、第6話10.4%、第7話10.5%と持ち直したことで、《視聴率アップはめめ(目黒の愛称)のおかげ》なんて声もネット上にあるようだ。
「さすがにそれは主演の妻夫木さんをはじめ、ベテラン勢に失礼でしょう。目黒さんの役は競馬オタク。早口でしゃべり続けるオタク風の演技や、馬主になったものの、それは同時に父の死を意味する――その感情を表した記念撮影時の表情は《いいな》と感じました。が、演技経験が浅いこともあり、どこか自信なさげというか、ベテラン勢ほど肝が据わった演技とはまだ言えないんですよね」(スポーツ紙芸能デスク)
前出の山下真夏氏も「妻夫木さんの、控えめな演技にも関わらず要所要所で主演としての華を出す変幻自在の存在感には恐れ入ります。“可愛いイケメン枠”だった頃が嘘のように素晴らしい役者さんになりました。また、このドラマでは佐藤浩市さんとのコンビが相性抜群で、お2人の掛け合いはドラマに深みを与えたと思います」と話す。目黒については、「伸びしろだらけという気はします。『SHOGUN将軍』シーズン2への出演が決まりましたから、海外で揉まれることでさらなる成長が期待できるかと」。
目黒がアイドル活動を一時休止してまで臨む「SHOGUN将軍」シーズン2。ハリウッドデビューを果たし、名実共に旧ジャニ勢を代表する“演技派”として凱旋帰国となるか。
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Snow Manには他の旧ジャニーズのグループには無い特徴があるという。関連記事【もっと読む】Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神…では、その点に迫っている。
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