更新日:2025-12-01 11:45
投稿日:2025-12-01 11:45
科学的根拠はないけれど
実際、こうした“娘の子びいき”は珍しくない。
「娘の子は自分のDNAを感じる」「息子の子は他人の血が混じってる気がする」──。
そんな言葉を、世代の違う祖母たちは無意識に口にする。
だが、科学的には根拠がない。孫は息子の子であろうと娘の子であろうと、祖父母から25%ずつ遺伝子を受け継ぐ。
“血の濃さ”なんて、数字で見ればまったく同じなのだ。
それでも、“自分の血を感じたい”という欲求は、人間の本能のように根深い。
子育てを終えた世代にとって、「自分が続いていく」という実感を得るのは孫の存在しかない。
そして“娘の子”の方が、過去の自分と重ねやすいのだろう。
DNAで愛情の量が決まるわけじゃないけれど
ユカの義母も、まさにそうだった。
「この子(義妹の娘)を見てると、昔の私みたい。髪の癖もそっくりなの」
そう言って笑う義母を見て、ユカは気づいた。
――義母は娘の延長線孫を見ているのだ、と。
一方で、ユカの息子は“息子の先にいる誰かの子”。つまり、“自分の知らない家庭”の中で育っている。
そこに、“外の血”を感じてしまうのかもしれない。
「でもさ、DNAで愛情の量が決まるわけじゃないよね」
そう言うと、ユカの友人マリは頷いた。
彼女の母親も同じようなタイプで、「娘の子=本当の孫」とよく口にしていたという。
「けど、私、仕事で忙しくて母に任せっきりだったの。結果的に、母が一番かわいがってるのは息子の嫁の子なのよ。毎日一緒にいるから」
ライフスタイル 新着一覧
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
神奈川の片田舎にございます、猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。この季節になると店のぐるりはアノ「黄色いテロリスト」に包囲...
子どもの健やかな成長を祝う「七五三」。日本ではとてもメジャーな行事ですが、実は準備から当日まで、各家庭には様々な苦労が...
幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
コンビニやスーパーを中心に、急速な勢いで普及しているセルフレジ。様々なメリットがある一方で、セルフレジについてもやもや...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あなたは、なんの偽りもなく生きていますか? 自分をよく見せたくて、あるいは相手に話を合わせたくて嘘をついてしまうことは...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ママ友がいないことをネガティブに捉える人もいますが、いたらいたで違う悩みや厄介事が増えるかもしれません。今回は、図々し...
都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。しかし、知...
都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。元イラスト...
根上朱里が生まれ育ったのは、東京から鈍行列車で2時間ほど揺られた終点にある港町だ。
近年は都内から気軽に行ける...
人に距離を置かれる、人と深い関係になれないなど、人間関係で悩みを抱えているそこのあなた。もしかしたらあなた自身の言動が...
















