更新日:2025-12-03 11:45
投稿日:2025-12-03 11:45
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老化現象についてありのままに綴ります。第56話は「おばさんの体臭」。
女性も加齢臭は大敵だ
女性も40歳を超えたら体臭=加齢臭を気にしたほうがいいと、切に感じる。毎夜、黄色く汚れる枕のように、加齢臭は男性の専売特許のようなイメージがあるかもしれないが、最近では女性も立派に匂う。私はどうも臭覚に長けているのか、昔から他人の体臭を感じながら生きてきた。不快感を覚える体臭を放っているのは病気の場合もあるので、一概に拒絶はしない。でもせめて自分だけは他人に迷惑をかけまいと、デオドラント対策には20代から気をつけてきた。
今でも(マナーに応じて)外出の際は必ず香水をつけるようにしている。現在の愛用は奮発をして『シャネル チャンス オー タンドゥル』。敬愛するタレントの上沼恵美子さんがつけていると聞いて、すぐに真似をしただけで特段のこだわりはない。とはいえ各所で
「小林さん、いつもいい香りされていますね」
時折、そう褒められるので香水が購入できる限りは続けていきたい。
ではなぜ50代スタートの現在、加齢臭について改めて書くのかといえば、最近、衝撃的な加齢臭を嗅いでしまったからだ。11月まで色々な予定が重なってしまい、とんでもなく多忙な毎日を過ごしていた。毎日原稿と編集作業と撮影に追われて、年末年始の大パニック。とにかく早く窮地を乗り越えようと踏ん張っていたところ、一日だけ休みが発生すると判明した。このタイミングを逃したら次はいつ休めるのか分からない。それならと急いで馴染みの居酒屋に出向いた。
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