のん事務所退所から10年…いよいよ近づく民放連ドラ主演で返り咲きの道
女優のん(32)が主演を務めるドラマ「MISS KING/ミス・キング」がインターネットテレビ局のABEMAで配信された。さらに、公開中の吉永小百合(80)主演映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」では、のんは吉永演じる主人公の青年期を演じた。
「『ミス・キング』ではダークヒーローの女流棋士を演じましたが、かなり役の幅が広がった印象です」(芸能記者)
旧芸名の能年玲奈として主演を務めた、2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍脚光を浴びたが、その後、前事務所との契約トラブルで16年6月に退社。それに伴い、芸名の変更を余儀なくされてしまった。
おまけに、前事務所に対するテレビ各局の忖度で、しばらくテレビ出演から遠ざかり映画やCMが主戦場となっていたが、ここに来て状況が一変。
「前事務所は新垣結衣、長谷川京子ら続々と所属タレントが退社。以前よりも、各方面に対する影響力を失ってしまっていると言えるでしょう。もはや、各局が忖度する必要はなくなっているのではないでしょうか」(前出の芸能記者)
背景には、旧ジャニーズ事務所に対して、同事務所を辞めたメンバーのテレビ局での起用に関連して、同事務所の対応について、公正取引委員会が“注意”をしたあたりから業界の潮目が変わったという事情もある。
「さらに今年9月30日には、公正取引委員会が『実演家等と芸能事務所の取引の適正化に関する指針』を発表しています。同指針は、芸能事務所とタレントの契約・取引に関する独占禁止法上の考えを明らかにしたもので、芸能事務所が所属タレントの退所や移籍を妨害すること、契約を一方的に更新することや過剰な違約金を設定することなどを、『優越的地位の乱用』に該当する可能性があると指摘しています。つまり芸能界も、『芸能人が事務所を辞めたら干される』という特殊な社会ではなくなりつつあるんです」(週刊誌芸能デスク)
確かに昨今は、看板タレントであっても、契約が切れれば、トラブルなどに発展することなしに、すんなり退所や移籍するのも当たり前のことになりつつある。
のんは今年4月に放送されたTBS系の日曜劇場「キャスター」では11年ぶりに民放キー局のドラマへの出演を果たしている。現在の活躍ぶりからすると、民放キー局の連ドラに初主演する日も近づいているかもしれない。
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移籍は当たり前のことになりつつあるが、やはり、古巣からは「共演NG」が出るか。関連記事【もっと読む】のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も…では、その危険性について伝えている。
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