国分太一の活動再開とTOKIO復活のための起死回生の一発

更新日:2025-12-13 17:03
投稿日:2025-12-13 17:00

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 元TOKIOの国分太一(51)のコンプライアンス違反による日本テレビの番組降板・芸能活動休止の話題は、「ザ!鉄腕!DASH‼」の今後がどうなるのか、城島茂(55)・松岡昌宏(48)の出演も含め取り沙汰されている。

 国分は、かなり遅くなった印象こそあるが会見を開き、自分の取ってきた態度についての反省を述べた上で、“答え合わせ”、つまり何が違反したのか具体的な中身を教えてほしいと言っていた。しかし、望みは薄い。日本テレビの社長は、関係者保護の立場からそれ以上の具体的な内容は明かさない方針を貫いている。

 まあ、いろんな番組の関係者、それも他局を含めて聞いてみると、報道にもあったようにパワハラ・セクハラの類いであることは間違いなさそう。その国分は具体的な理由の説明や適正な手続きがなかったとして日本弁護士連合会に人権救済の申し立てを行っているが、こちらも事態が進展するには時間がかかりそうだ。主にテレビ界で仕事をしてきた国分にとって復帰は簡単ではない。

 番組の鉄腕DASHは後輩タレントらが出演してかなりの視聴率を取っているので、日テレ側としては「やめたくない」だろう。国分は6月から活動休止しており、秋の改編でシレッと番組を終了させてもよかったが、同局はそれをしなかった。視聴率があるうちは、「続けたい」というのが本音と言えそうだ。

 その国分、ひいてはTOKIOを“復活”させる起死回生の一発がある。それはTOKIOの「同窓会コンサート」の開催。旧ファンクラブの人たちを中心に事務所を立ち上げ、不祥事で表舞台から姿を消した山口達也(53)、脱退した長瀬智也(47)を説得してまた5人揃ってファンの前に出る。そうなれば大きな話題になることは間違いない。元々彼らはロックバンドとしてやってきたので比較的小さな会場が似合っている。「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船」などのヒット曲も多く、これなら全国ツアーも可能で、芸能界復帰の道も開けるだろう。まだまだ多いコアなファンのための再スタートにもなるのではないか。テレビに出ているのがエラいわけではない。マスを相手にするテレビにこだわらなければ、いくらでも活動の場はあると思う。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

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