生田斗真が《怖すぎる》…大河「べらぼう」最終回も1ケタの陰で評価上げた“国民が震えた悪役ぶり”
横浜流星(29)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が12月14日に幕を閉じた。最終回の世帯視聴率も9.5%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)で2ケタに届かず。全話平均も9.5%で歴代ワースト2位が確定したが、その「べらぼう」で最も評価を上げたのは、生田斗真(41=写真)の悪役ぶりともっぱらだ。一橋治済と、その替え玉である斉藤十郎兵衛の2役を演じ、一橋を演じる際の一挙一動が《憎たらしいけど、引き込まれる》《生田斗真が怖すぎる》などと話題に。
「生田さんが大河で悪役を演じるのは、これが初めてではありません。2022年放送の『鎌倉殿の13人』で演じた源仲章。これもヒールと呼ぶにふさわしい《悪い》役だった。暗殺されて最期を迎える瞬間の蒼白な顔で吐き捨てた『寒いんだよ!』のセリフはもはや語り草。まさかあの仲章に負けずとも劣らない悪役をまた見せてくれるとは」(エンタメ誌編集者)
「べらぼう」では、特に12月に入ってから生田の《悪い》演技がヒートアップ。視聴者は「鎌倉殿」の仲章を思い出し、《生田斗真は年末になると国民を震え上がらせてくる》なんて声も出たぐらいだ。
「生田さんや、『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)の岡田将生さんしかり、美しい顔立ちの人が悪役を演じると、逆に凄みが出るんですよね。菅田将暉さん主演の『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)にも、二階堂ふみさん演じるリカの元情夫・トロ役で生田さんは出演しています。これがまた悪い男。しかも人を惑わす色気もムンムンなだけに質が悪い」と笑うのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
特に11月19日放送の「もしがく」第8話での生田の芝居が印象的だったという。トロ(生田)は借金のカタにするため、リカ(二階堂ふみ=31)に女優をやめさせようとする。リカを渡すまいと久部(菅田将暉=32)はニセの拳銃を使って、トロと対峙するというシーンだ。
「圧巻でした。途中で離脱した方には『生田さんのあの芝居を見られなくって損しましたね』と言いたくなるぐらいに。菅田さんの気迫も凄かったのですが、受ける生田さんの演技の七変化ぶりが見ていて息をするのを忘れるほどで。久部をいなし、怒り、恐れ、最後は別人格のようになってしまう。生田さんの震える声や呆けた表情……素晴らしかった」(前出のエリザベス松本氏)
スポーツ紙芸能デスクは「生田さんといえば昨年、"無痛分娩おねだり"発言という炎上案件がありました。が、こうやってさまざまな役を演じ、評価を高めることで見事にリカバリーしているような気がします」と話す。昨年5月のこと。生田は自身のSNSで、《出産こわいよー》と不安を書き込んだファンに対して《旦那様に無痛おねだりするか》と返信。
「これが《おねだりってなんなの!?》《出産をなんだと思ってる?》《出産の大変さをわかっていない》などと炎上。すぐさま生田さんが《僕の発言で傷つけてしまった方がいるようです。ごめんなさい》と謝罪した経緯があります。生田さんの妻は女優の清野菜名さん。夫の炎上は妻の芸能活動にも関わりますから、早い火消しを試みたのでしょう」(前出のスポーツ紙芸能デスク)
炎上を乗り越えた生田。もともと定評があった演技にいっそう磨きがかかり、旧ジャニーズ勢の演技派トップクラスという枠も越えていきそうだ。
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名優への道まっしぐらの生田斗真だが、その一方で炎上にも見舞われていた。関連記事【もっと読む】生田斗真「無痛分娩おねだり」発言でP&Gに問い合わせ殺到 「ノーコメント」貫くCM企業の苦しい胸中…では、本人の炎上案件について伝えている。
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