更新日:2025-12-23 11:45
投稿日:2025-12-23 11:45
人生を重ねて分かったこと
この感覚、アラサー・アラフォー世代なら、思い当たる人も多いはずだ。
ひとりでケーキを食べる夜も、友達と軽くご飯を食べる夜も、早めに布団に入る夜も、全部「悪くない」と思えるようになる。
それは、諦めたからではない。むしろ、“ちゃんと選べるようになった”からだ。
若い頃は、「恋人がいないと寂しい人」「家族がいないと不完全」そんな価値観を、無意識に刷り込まれてきた。
だから、クリスマスにひとりでいる自分を、必要以上に惨めだと思い込んでいた。
でも、人生を重ねると分かってくる。
誰かと一緒にいても、心が満たされない夜はあるし、ひとりでも、穏やかで幸せな夜は確かに存在する。
「ひとり=不幸」ではない
佳奈は言う。
「もう、“かわいそうなクリスマス”って言葉自体、古くない?」
確かにそうだ。ひとり=不幸、という単純な図式は、とっくに現実に合わなくなっている。
大切なのは、無理に誰かと過ごすことでも、イベント感を演出することでもない。
その夜を、どう過ごしたか。自分をちゃんと労われたか。「今年もよくやったね」と、自分に言えたか。
アラフォー世代のクリスマスは、誰かに見せるためのものじゃなく、比べるためのものでもない。
静かに一年を振り返り、少しだけ自分に優しくなる夜。
それができるようになった私たちは、たぶんもう、“寂しい側”ではない。クリスマスの正解を、自分で決められるようになっただけだ。
関連記事
ラブ 新着一覧
3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】
見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】
見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】
見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
















