HKT48スタッフ襲撃犯はメンバー狙いの可能性…AKB48&NGT48の事件と川栄李奈ら元メンバーたちの今

更新日:2025-12-18 17:03
投稿日:2025-12-18 17:00

 福岡県が拠点のアイドルグループ「HKT48」の男性スタッフら男女2人が刺された事件。逮捕された男の襲撃対象は同グループのメンバーだった可能性があることが分かった。殺人未遂容疑で逮捕された同県糸島市の無職、山口直也容疑者(30)が「メンバーを狙っていた。男性スタッフは狙っていたわけではない。邪魔されたので刺した」と容疑を認めたという。

「事件のあった12月14日は、オンライン握手会が予定され、容疑者は前日から"出待ち"とみられる不審な行動で、スタッフ間では警戒されていたそうです。男はHKT48のファンクラブの会員。イベントには月5~6回参加する常連客とみられています」(週刊誌記者)

 この事件を受けてファンたちの脳裏に浮かんだのは、2014年5月25日、岩手県内でのAKB48の握手会で当時メンバーの川栄李奈(30)と入山杏奈(30)が、のこぎりを持った男に握手レーンで襲撃された事件だ。さらに18年12月8日には、NGT48の当時メンバーの山口真帆(30)が男性ファン2人に顔をつかまれるなどの被害に遭ったことも思い出される。SNSでは、《AKBグループでは川栄李奈が巻き込まれた11年前のメンバー殺傷事件があるだけに警戒を怠らないでほしい!》《NGT48山口真帆さん、川栄李奈さんの事件から何が変わったん?》と運営に対しても怒りの声が上がる。

「今回はオンライン握手会ですが、容疑者は劇場にメンバーがいたことを把握している。ファンとの距離が近い握手会や写真集のお渡し会といったイベントはリスクも高い。制御の利かない"ガチ恋"勢もいますし、会うために握手券などの課金もしていますから、対面した時のアイドルの態度が気に入らないと豹変するファンもいます。業界では警備の問題しかり、システム自体の見直しが指摘されています」(スポーツ紙芸能担当記者)

■アイドル業を断たれた元メンバーたち

 川栄は事件から約1年3カ月後の15年8月にAKB48のメンバーを卒業。まだ20歳で人気絶頂時だった。入山は22年に同グループを卒業したが、17~19年はメキシコ留学をするなど拠点を移していたこともある。山口は事件の告発から5カ月後の19年5月にNGT48の活動を終了した。

「川栄さんは卒業の理由を『事件があって握手会に出られなくなったから』と明かしています。"ファン"として現れた男たちの影響で、彼女たちは志半ばでアイドルの夢を断たれた。川栄さんはその後、21年度後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロインを務め、主演女優として活躍していますが、トラウマは相当なものでしょう。入山さんはモデルや女優業、山口さんも女優業を続けていますが、ファンにとってもつらい記憶として語られ続けています」(前出のスポーツ紙芸能担当記者)

 アイドル活動の安全を確保するための環境の整備が急務だ。

  ◇  ◇  ◇

 AKB48といえば、2025年はOGを含めてNHK紅白歌合戦に出演する。関連記事【もっと読む】AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?…では、初代「神7」の中で紅白に出演しない渡辺麻友の行方を追っている。

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