最終回! 間宮祥太朗「良いこと悪いこと」の“裏テーマ”は…日テレが仕掛けた考察ブームで問われる“想像力”
間宮祥太朗(32=写真)と新木優子(32)がダブル主演の「良いこと悪いこと」(日本テレビ系=土曜夜9時)が、12月20日に最終回を迎える。小学校時代の“いじめ”に端を発した連続殺人の謎がいよいよ明らかに。
「散りばめられた伏線をどう読み解くのか、予想の斜め上をいく展開。毎回放送後にはSNSや動画などで考察が盛り上がっています」(テレビ誌ライター)
世帯視聴率は13日放送の第9話で6.5%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、初回の6.2%を超えてきた。TVerの累計再生回数は第8話までで4600万回を突破し、日テレドラマ歴代1位を更新。レビューサイトFilmarksでの評価も5点満点で3.9(19日現在)と上位で、最終回に向けて感想の書き込みも活発だ。
「放送のある土曜前後には毎週、考察や感想などを題材にしたネット記事が乱立。考察する人は動画配信を何度も見返すので再生数は伸びるし、SNSやネット記事を読んだ人もまた動画配信をチェックするという流れができている。考察ドラマは日テレにとって完全に“鉱脈”になっています」(広告代理店関係者)
第9話でこれまでの殺人を告白したのは、刑事の宇津見(木村昴=35)。高木(間宮)のグループによるいじめがトラウマとなり、高木との再会を機に自死した“ドの子”(大後寿々花=32)の婚約者だった宇津見による復讐だったが、黒幕は別にいるようで……。
日本テレビがこのドラマをやる意味
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「考察重視のドラマだから、素直に考察で盛り上がるのは“いまどきのテレビの遊び方”として成立しています。日テレがそこに注力したがるのも分かる」としながら、「でも、僕はあの“セクシー田中さん問題”の日テレがこのドラマをやる意味についても、つい考えてしまいます」と、こう続ける。
「考察に夢中になるだけじゃなくて、物語の“芯”についても考える人がいるといいな、と思います。自分が面白いとか正しいと思ってやった言動が、誰かを傷つけてしまっている可能性もあるということに、少し気をつけてみるとか。《そんな説教じみた番組じゃないよ》なんて言われるかもしれませんが……考察エンタメなんだけど、このドラマによってちょっとだけでも今後の言動に“周囲の感情に対する想像”が加われば、傷つく人も減るんじゃないかと。そして、それが日テレ自体にできているのかな、なんて思いながら見ています」
考察で盛り上げながらも、“気づき”を与えるのが裏テーマだったとしたら、それは“良いこと”なのかもしれない。
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