「昔は良かった」は本当か? モテ期を信じる“65歳童貞”が嘆く人に伝えたいこと

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2026-01-10 08:00
投稿日:2026-01-10 08:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞としてメディアに登場して注目を集めています。

「昔は良かった」と言うけれど

 Hello、本日も童貞なり。

 オレは65歳なんだけど、なんとなく60歳を超えたくらいから「昔は良かった」とか言い出す人っているよね。

 たとえば、日本中どこへ行っても同じような街並みで風情がない…だとか、最近は日本でも海外のような凶悪犯罪が増えた…だとか。そういう人たちはいろいろと理由をつけて現状を嘆くのだけど、ちょっと考えてみてほしい。

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 確かに、どこもかしこも近代化されたことで、昔のような味わいは失われたかもしれない。でも、そのおかげで、街が清潔かつ快適になったことは間違いないよね?

 オレが子どもの頃の駅のトイレなんて、一歩足を踏み入れただけで、病気になるんじゃないか? ってくらい、暗くて不潔だったんだから!

 治安だってそうだよ。警察庁なんかのアンケートでは、多くの人が「この10年で日本の治安は悪くなった」と答えたみたいなんだけど、犯罪発生率は年々下がっているし、統計やデータ上の数字は現代日本がかつてなく安全であることを示している。

 それなのに、多くの人が目の前の事実に目を向けずに「昔は良かった」と思い込んでいるんだ。

 過ぎ去った過去をいつくしみ、憧れる…。この甘くて切ない感情をノスタルジアと呼ぶ。今の価値観からすると考えられないけど、17世紀から19世紀にかけては戦争中に何千人もの兵を死なせてしまう深刻な“病気”として扱われていたそうだよ。

 当時はそのノスタルジアによって無気力やうつ、睡眠障害を引き起こす人がいたり、動悸や認知症、果ては餓死など、ときには死に至る病だったとか。

 ずいぶん大袈裟な気もするけれど…それが時を経て、センチメンタルな感情だけが残ったのかな。

山口明
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プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

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