夫が夢中で困る!『宇宙刑事ギャバン』って何なの? “メタルヒーロー”の歴史をガチオタが解説

zash
更新日:2026-01-25 11:45
投稿日:2026-01-25 11:45

「宇宙刑事」から「メタルヒーロー」へ

「宇宙刑事」シリーズは1985年の『宇宙刑事シャイダー』をもって一つピリオドを打ちます。しかしながら、その人気に衰えを感じさせないほどに好調だったことを受け、若干のテコ入れをする形で継続することを東映は判断。

 そうして始まった『巨獣特捜ジャスピオン』は、「宇宙刑事」シリーズのようにメタリックボディのヒーローを主人公に据えながらも、過去3作品のような熱血系ではなく、コミカル要素に重きを置き、巨大怪獣の登場を多くすることで差別化を図りました。

 このテコ入れが功を奏す形となり、同シリーズは「宇宙刑事」シリーズから「メタルヒーロー」シリーズへと進化を遂げ、刑事ものだけに限らずあらゆるジャンルのヒーローを網羅するようになっていきます。

 アンドロイドを主人公とした『超人機メタルダー』、メタリック×ハイテクなイメージを刷新し忍者をモチーフにした『世界忍者戦ジライヤ』といった実に多種多様なヒーローたちが登場していきました。

1990年代を最後に第一線から退く

 単独ヒーローとして1980年代を駆け抜けた「メタルヒーロー」シリーズは、90年代に入ると、今度はチームヒーローとして存在感を示すようになっていきます。

 1990年放送スタートの『特警ウィンスペクター』は、まさに原点回帰といった具合に、刑事ものへの再挑戦を掲げた作品となっていますが、その中に複数人のヒーローが活躍するチームとしての魅力を組み込むという新要素を加えた作品でした。

 2000年代以降の「仮面ライダー」シリーズなどの特撮を見るとわかるように、この頃から少しずつ単独ヒーローの孤独な戦いというスタイルが視聴者に受け入れられない形になってきており、時代がチームでの戦いを求めるようになっていたと感じます。

 そのため、「メタルヒーロー」シリーズもそういった時代の変化に合わせて、個人からチームへの転換を図り、ここから「レスキューポリス」シリーズ、「ビーファイター」シリーズといったチームヒーローメインとなっていったのです。

 その後90年代後半になると、『ビーロボカブタック』『テツワン探偵ロボタック』という二頭身ロボが活躍するコメディシリーズへとシフトチェンジ。しかしながら、「ウルトラマン」シリーズの復活や「平成仮面ライダー」シリーズ企画発足などを受け、「メタルヒーロー」シリーズは、その17作品にも及んだ歴史に幕を下ろすこととなりました。

子どもの頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


衰弱する愛助(水上恒司)を見るのがつらい…無理を承知でお願いします!
 スズ子(趣里)のジャズカルメンの舞台が終わって3カ月、愛助(水上恒司)はまだ東京に戻ることができずにいた。  一...
桧山珠美 2024-01-31 16:05 エンタメ
NHKさん、わざと狙った!? “アベノマスク”に麒麟の田村が登場
 昭和22年1月。愛助(水上恒司)が大阪の療養所にいるまま、スズ子(趣里)は静かな正月を迎える。2人は、手紙のやり取りを...
桧山珠美 2024-01-29 14:40 エンタメ
山本耕史、玉木宏はTVで告白 イクメンパパの手作り弁当が心底羨ましい
 生まれ変わるなら堀北真希さんになりたい、心からそう思いました。26日放送「あさイチ」(NHK総合)のプレミアムトークの...
山下智久「正直不動産2」、永野芽郁月9「君ここ」冬期ガッカリドラマは
 山下智久(38)主演の「正直不動産2」(NHK総合)が好調だ。初回平均世帯視聴率5.8%、個人視聴率3.0%から第2話...
こじらぶ 2024-01-27 06:00 エンタメ
“ラスボス”小雪の大迫力!NHKは「わろてんか」の再放送どうですか?
 山下(近藤芳正)は大阪へ向かいトミ(小雪)と話をする。山下は、スズ子(趣里)や愛助(水上恒司)の覚悟を必死に語り、なん...
桧山珠美 2024-01-26 16:05 エンタメ
スズ子ご懐妊! 山下&坂口“おじさん応援隊”のワナワナ顔が必見すぎる
 病状が落ち着いた愛助(水上恒司)とスズ子(趣里)は、2人きりで湖畔に旅行に出かける。  そこで将来の家族のこと、...
桧山珠美 2024-01-25 15:50 エンタメ
口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ