自信のある女性になりたい!その願望「どろんぱ」が叶えます

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-31 05:32
投稿日:2020-10-21 06:00
 ここはビル街の袋小路――。その突き当たりの地下に店を構える「パブスナック どろんぱ」には、今日もたくさんの悩めるお客と女性がやってくる。
 このお話は、自信を持てないアラサー喪女(※モテない女子の略)が、一流スナックで働きながら少しずつ自信をつけていく成長の物語。

自信をつけたいなら「どうせ私は…」は禁句

 突然ですが、あなたは自分に自信って持っていますか?

 私はアラサーになった今も、あまり自信はありません。何か特別な才能もなければ容姿が特段美しいわけでもないし、勉強だってそんなにできない。ファッションやメイクのセンスも、並かそれ以下……。自信がない理由は、挙げればキリがありません。

 だけどやっぱり、自分に自信がある人は素敵です。なれるものなら私だってなりたい。そう思って、私はモジョ子と同じようにスナックでアルバイトをすることに決めました。

 なぜなら、スナックで働いているお姉さんたちはみんな堂々としていて、自信に溢れているように見えたからです。こんなふうになりたいと素直に思いました。

 でもいざそんなお姉さんたちに囲まれていると、お姉さんと自分を比較せずにはいられません。ついいつものクセで「どうせ私は……」と思ったところで気づきました。

 自信を奪っているのも、人と比較しているのも、私自身だ。

 もしあなたが本当に自信をつけたいと思うのなら、「どうせ私は〇〇だから……」のような言葉を今日からなるべく言わないようにしてみましょう。

 良くも悪くも、言葉は「呪い」なんです。

 自分自身に悪い呪いをかけていては、変わるものも変われません。

 難しいとは思いますが、できれば心の中で思うのもやめてみてください。新しいことを始める必要はなくて、まずは常にニュートラルの状態でいられるようにすることを意識することが大切です。

 今ネガティブ寄りな人が急にポジティブになるなんて無理ですし、なる必要もありません。

 もし昔の私が、なんとかこの自信のないネガティブ思考を抜け出したいと思い立った時に「まずはポジティブシンキングを心がけて☆」みたいなアドバイスを目にしたら、すぐさまスマホを叩き割ってしまうと思います。それができれば悩んでないし。

 自信をつけることが簡単でないことは、私自身よくわかっているつもりです。ですが、難しいことではないと思っています。

 ほんの少しずつの積み重ねでも、気がつけばニュートラルにはなれます。ポジティブになるのはそこからで十分です。

 スナック「どろんぱ」は、実際に私がアルバイトをしていたお店がモデルになっています。そしてモジョ子は当時の私であり、今自信をつけたいと悩んでいるあなたです。

 背中を押す、というよりも、寄り添うようなイメージでこの漫画が助けになってほしいなと願っています。

登場人物紹介

モジョ子:自信の持てない主人公。どろんぱで働いて変りたいと思っている。人の目を見て話すのが苦手。

ママ:パブスナックどろんぱのママ。従業員の女の子を厳しくもあたたかく育ててくれる。年齢不詳なので妖怪説もある。

コミ:モジョ子の先輩。隙あらばビールを飲む。泥酔するとめんどくさい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...