予想外の命令に夫婦で興奮
――肝心な秘部には触らないというところが、さすがプロですね。
「はい、ここまで前戯に時間をかけると、女性は欲しくてたまらなくなるのでしょうね。
U子は限界だったのか、体をくねらせながら「お、お願いします……もう……」と目をつむったまま、次の行為を進んでほしいと恥ずかしそうに懇願していました。
すると、Yくんは体勢を変えて妻の脚の間に這いつくばりました。何をするかは明白です。彼はU子の太ももをゆっくりと広げ始めたんです。『ああ……っ』と妻は叫びましたが、その声には、姫口を見られる羞恥とともに、やっと待ちわびていた愛撫を受けられるという期待にも受け取れました」
――続けてください。
「脚を広げられた妻の陰部は、ソファーに座る僕の位置からでも見えました。肉ビラがふっくらと充血して、ダウンライトの灯を受けて、膣口にじっとりと愛液を噴きだして、濡れ光らせて――。
何度も抱いた妻ですが、ぞくぞくするほどアソコがいやらしく見えてね。僕のペニスはいっそうビクビクッと打ち震えたんです。
Yくんは『U子さんのここ、すごくきれいです。濡れやすい女性は魅力的ですね。甘酸っぱい匂いもたまりません。
今から舐めますから、ご主人のほうを見ていてくださいね』と言いました。
予想外の命令を下され、一瞬、妻の頬が引きつったのが分かりました。僕も驚きましたが、U子は素直に「はい……」と言って、ソファーに座る僕に視線を向けてきました。
彼女の瞳は淫靡に潤み、頬もバラ色に紅潮させて、まさに発情したメスという表現がふさわしいでしょうか。呼吸も荒らげて、汗交じりの甘い体臭も漂ってきてね……ああ、懐かしい匂いだと、僕もさらに昂(たかぶ)りましたよ。
Yくんは親指で左右の肉ビラを広げると、チロチロとワレメを舐め上げ始めたのです。僕を見るU子の潤んだ瞳が『ああっ!』と快楽に大きく見開かれました。『ン……気持ちいい……』と、U子は眉根を寄せながら、僕に向かってあえぎます。
僕は思わず『U子、もっと乱れていいんだよ。思いっきり感じてごらん』と、Yくんにも激しい愛撫を間接的に促しました。
察しのいい彼は、いつの間にか指用コンドームを右手の中指に嵌め、ヌルヌル……ッと女膣に差し入れたのが分かりました」
乱れる妻に思わず発した言葉
――聞いている私まで体が熱くなってきます。続けてください。
「妻の女膣に挿入された指をゆっくり抜き差ししながら、Yくんが丁寧にクンニリングスをしているのが見えました。
もちろん、妻は僕を見ているから『あッ……あなた……あなた……ッ』と困惑と快楽を行きかうような表情で見つめてくるんです。僕も思わず『U子……気持ちいいか? 感じてる顔をもっと見せてくれ』と語りかけていました。
妻の体に触れているのはYくんでも、心はもう夫婦でセックスしている気持ちになってしまってね……。いっそ感じている妻を見ながら、自分もバスローブごしの勃起をシゴこうかと思ったほどです。
僕のペニスも尿道口からはおびただしいカウパー液を噴きだしていて、ここ数年は見たことがないほど、急角度に勃起していました」
――続けてください。
「妻はしばらくYくんのクンニリングスと、手指の愛撫で身もだえをしていました。
むろん、彼はプロですから、クンニをしながらも、もう一方の手で乳房を揉んだり乳首を摘まんだりと、両手を休めません。そして、時おり、わき腹を舐め上げたり、乳首を吸ったりと、僕に見せつけるようにプロの技で彼女のエクスタシーを高めていくんです。
妻はいくども身をのたうたせ、『はああっ……許して』と僕を見つめてきました。膣路に挿入された指の抜き差しはますます激しさを増しています。それにつれて、愛液がニチャニチャ……と淫らな音を響かせるんです。
元々濡れやすい妻でしたが、シーツには失禁したようなシミが広がって、その変貌ぶりにも驚き、同時に大いに興奮してしまいましたよ。やがて、Yくんが用意していたバイブを手に取ったんです。
そのバイブを女膣に挿入させるのだと予想した僕は、『待ってくれ』と、彼のプレイを中断していました。そして、自分でもよくわからぬまま、次のように妻に銘じていたんです。『U子、彼にフェラチオしてあげなさい』ってね」
続きは次回
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