Koji Takano
Koji Takano
フォトグラファー
1963年神奈川県横須賀市生まれ。日芸写真学科卒業後、外国航路の船乗りとして世界を股にかけ、出版社勤務を経て、現在はフリーのフォトグラファーとして活動。近著は写真集「東京の風に漂う」(銀河出版)。
http://www.kojitakano.com/
人気のない商店街で 2022.9.23(金)
 古びれた幌(ほろ)に当たる雨粒の音は心地よい。  雨がだんだんと冷たくなってきた。  短い秋と、その後ろに...
燃えるような夕焼け 2022.9.19(月)
 ドボルザークの「遠き山に日は落ちて」が流れる時間。    あと数十分で真っ暗になると分かっていても、その場から動け...
急がない旅の心地よさ 2022.9.16(金)
 気になった駅があれば降りてみてもいい。  途中で行く先を変えたって、しばらく滞在したっていい。  誰が待っ...
激しい雨が止んだ路地で 2022.9.12(月)
 通り雨に降られて、近くの路地に逃げ込んだ。結局しっかり濡れちゃったけど、なんだかいい雰囲気じゃないか。  たまに...
少年だった夏の記憶 2022.9.9(金)
 濃い影をつくる眩しい陽の下で走り回って、そよそよと流れる風にあたって。  懐かしい部屋から外を眺めると、あの夏が...
風鈴の音が聞こえる 2022.9.5(月)
 心に思い浮かべる音はきっとそれぞれ違うけど、  音は聞こえなくても、胸の中に涼やかな音色を聴く。  夏の始...
夏もそろそろ終わりかな 2022.9.1(木)
 ひどく暑かった夏があっという間に過ぎて、気付けば9月。  そういえば、いつかの夏の日。校庭のはしっこで自分よりも...
都会の隅っこで 2022.8.29(月)
 昔は闇夜につながる怪しきトンネルも今はただの通路。  都会の隅っこでも、時間はどんどん過ぎている。  僕ら...
夏が動き出した 2022.8.26(金)
 新宿駅上空を頻繁に飛行機が往く。行先はどこだろう?  この数年の自分と周りの人を見ていて、自由な移動は人間の根源...
月が街を見ている 2022.8.22(月)
 経済や人の流れは、そう何年も止められないと分かった。  人間にとっては未曾有の事態だけど、月にとっては見慣れた光...
3年ぶりの盆帰り 2022.8.17(水)
 ある年齢を超えたところから、今はもういない人物に対して「もう会えない」のではなく、「いつかまた」という気持ちを持つよう...
ポニョ発見! 2022.8.15(月)
 ポ~ニョ、ポ~ニョ、ポニョ、さかなの子~♪ 「山しか知らんけど、いつか海に行ってみたいなあ」  こうも暑い...
ひっそりと生きる命の波紋 2022.8.12(金)
 どこからか視線を感じて振り返る。  姿は見えないけれど、ひっそりと生きる小さなものたちの痕跡。  こんなに...
街はまた静まっていくのか 2022.8.8(月)
 時短だったり、自粛だったり、飲食店や繁華街にとってはまだまだ受難が続く。  それでもひっそりと明かりを灯して、が...
江ノ電の忙しい季節がきた 2022.8.5(金)
 写真のレトロ車両は開通95周年を記念して造られた10形。  ほかにも500形、300形、1000形、2000形、...
豊かで静かなる夜明け 2022.8.1(月)
 早起きのご褒美のような、ある朝の風景。  人々がよく知る道の僕だけしか知らない一面。  今のところ、誰にも...