フリージアの形は日本独特?
突然ですが、日本とヨーロッパでは出荷&流通しているフリージアの形が違うのはご存知ですか? 花は同じですよ、フリージアですもの。じゃあ、一体何が違うって? 答えは「葉があるかないか」。
日本のお花屋さんで買えるフリージアは、葉っぱがついていますね。当たり前すぎてワタクシ、気にもしていませんでしたが、実はこれ、日本スタイル。
いけばな文化の影響もあるようですが、オランダをはじめとしたヨーロッパでは、葉がついていない「枝切り」が主流で、いろいろなグリーンと合わせて飾る場合が多く、葉付きに重点を置いていないのです。
実は近年、日本でも枝切りのフリージアを出荷する生産農家さんが登場。あらゆるフリージアを見慣れたはずのワタクシでも、先日「えーー!」と大声が漏れちゃう事態に陥りましたわ。
花業界人の心をわしづかみした花
その名も「ユーロスタイル」というシリーズのフリージア。埼玉県の特定生産者さんが名付けたようです。ヨーロッパ主流の枝切り手法で仕立てられた、主に八重咲きタイプの枝切りフリージアは促成栽培を行わず、季咲き(本来の旬)に出荷されるので、3月の今がトップシーズン!
季咲きにすることで花にストレスをかけず、暖かな日差しを浴びて長い時間をかけて育てたユーロスタイルフリージアは、ボリューム・発色・香りの全てが、フリージアのポテンシャルを最大限に引き出した一品でございますよ。
とにかく一本の茎が太くて長い! きっちり咲くツボミの脇枝がいっぱい出ていてボリュームMAX! 何より花顔のサイズといったら、「ワタクシの知っているフリージアではないっ!」と前歯の差し歯がぶっ飛ぶ勢いで声が出ちゃったぐらいです(失礼をばw)。
お花屋さんの店頭で見かけたら、超ラッキー! 激レツにアツい超レアなフリージア、ぜひお試しあれ!
新しい生活が始まる時にオススメ
フリージアの魅力は、なんといっても香りですな。強運の花として知られており、特に玄関やリビングに飾るとその威力を発揮します。たとえ一本でも強力で、フリージアの香り成分「リナロール」が精神を癒し、アナタの心と身体を芯から元気で前向きに変身してくれます。一輪挿しでもグッと映える花、特別なテクニックは必要ございません。
まもなく4月。新生活が始まる方も多いかと思います。強運アイテム「旬のフリージア」を味方につけて新生活に挑んでくださいませ。
3月になってさらに威力激増した旬の花フリージアが、アナタに強運と元気をもたらせてくれますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
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