だけど、なんでこうもうまく伝わらないのでしょう。今回はマキさんが悩んでいる“親子の関係”を軸にして解決の糸口を見つけます。
伝わらない原因は判断材料が少ないから
私はこれまで、いろんなスナックのママやマスターに会ってきました。
どなたもさすが人間関係のプロ! という熟練者だらけでしたが、そんな人でも人間の全ての面を見ることはできません。なぜなら今、目の前にある材料で判断するしかないからです。
だからもし誰かに「決めつけられてる」と思ったら、その判断材料を相手に十分表現できていたか? を考えてみてはいかがでしょうか。
例えば働く親は、子供を養うために頑張っています。だけど子供がその頑張りを理解していないと、怒りが湧く時もありますよね。
カップルの問題でよくある「仕事と私、どっちが大事なの?」みたいのも同じです。
生活のために働くのは愛情以外の何ものでもありません。だけどそれは伝わって初めて愛になります。
こういうこと言うと必ず「考えたら分かる」なんて意見が出ますが、それは逆も同じです。理解されていないのなら、何も伝わっていないんです。
自分は伝える努力をしたか、を考えてみよう
背中で語る姿は漫画やドラマだとすごく感動的なんですが、それはあくまで相手に意図が伝わっている場合限定です。
自分を判断してもらうための材料は、くどいくらい多くてちょうどいいんです。
控えめな性格の人だとちょっとつらいかもしれませんが、そこは乗り越えたいところです。
「分かってほしいのに……」とマイナスな感情を抱くより、「何を見せれば分かってもらえるか?」を考える方がメンタル面でも◎。
じっと病むより、ちょっと工夫してみましょう!
登場人物紹介
モジョ子:自信がほしい主人公。控えめな性格で、自己アピールするのが何より苦手。でもそのせいでよく誤解され、自信が持てないループにはまっていた。今ではマキにアドバイスできるまでに成長している。
マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤回数は少ないが、しっかり稼いでささっと帰っていく。最近は思春期の子どもとケンカが絶えず、家に帰るのがちょっとつらい。
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