大河ドラマ初出演にして初主演!
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の主役に横浜流星(26)が選ばれました。なんと喜ばしいことでしょう。「青天を衝け」の吉沢亮以来、ふたたびのイケメン大河の誕生に心が躍ります。
1963年にスタートした大河ドラマは今年で60年目を迎えました。その歴史をさかのぼると、意外にもそれはイケメン俳優史と重なるのです。
第1回「花の生涯」では、松竹映画の二枚目スター佐田啓二(中井貴一の父)を起用、さらに第2回「赤穂浪士」の長谷川一夫、第3回「太閤記」の石坂浩二……と当時のイケメンたちが主要メンバーには必ずいました。
最近になってイケメン大河などと揶揄する意味で使われたりもしていましたが、大河=イケメンだったのです。
「大河にジャニーズ出すな」はお門違い
いまや、世界の渡辺謙(第25回「独眼竜政宗」)やすっかりハリウッド俳優な真田広之(第29回「太平記」)も、そして、東山紀之(第31回「琉球の風 DRAGON SPIRIT」)、稲垣吾郎(第32回「炎立つ」)、松岡昌宏(第33回「花の乱」)、森田剛(第36回「毛利元就」)、香取慎吾(第43回「新選組!」)、滝沢秀明(第44回「義経」)……、いま話題のジャニーズアイドルも数々出演しています。
なので、現在の第62回「どうする家康」に文句をつける人たちが一言目には「大河にジャニーズ出すな」などと言っているようですが、とんでもなくお門違いなことがわかります。
事務所のゴリ押しでガンガン出演を
そんなイケメン大河にあって、若干の不安は来年の「光る君へ」です。主人公は「光源氏」の作者、紫式部(吉高由里子)で、絶世の美男子、光源氏のモデルとなった藤原道長を演じるのが柄本佑なのでした。
以前、当欄で「役を纏うことでイケメン度を変えることが出来る変幻自在イケメン」と称した柄本ですが、平安のイケメンは令和の誰もが認めるザ・イケメンにやってほしかった……と思う視聴者も多いことでしょう。たとえば、横浜流星とか。
今回の主役決定には、そんな全国のイケメンマニアたちの心の声がNHKに届いたものではないか、と見ています。
横浜流星の魅力は、イケメンなのに演技が巧いこと。これに尽きます。
脚本は森下佳子、期待しかない
映画「流浪の月」のDV男など、本物にしか見えませんでした。ちょっと嫌いになりましたもん。そんな演技派イケメン横浜流星が、江戸のメディア王“蔦屋重三郎”というなにやら面白そうな役どころを演じます。脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」、「JIN-仁-」、「義母と娘のブルース」、「天国と地獄~サイコな2人~」、連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、ドラマ10「大奥」の森下佳子ですから、期待しかありません。
山田孝之とか山﨑賢人とか、本郷奏多に北村匠海。今回ばかりは、事務所のゴリ押しでガンガンイケメンを投入して欲しいですね。
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