TBS日曜劇場「VIVANT」の楽しみ方
今、オジサンたちが夢中になっているドラマ。それが日曜劇場「VIVANT」です。あくまでもボルドー太田調べではありますが、「半沢直樹」以来、池井戸潤原作の企業モノや、海堂尊原作「ブラックペアン」など、普段あまりドラマを見ないというオジサンたちに刺さる連ドラを輩出しているTBS夜9時、日曜劇場の新作です。
オジサンとの会話に詰まった際、「VIVANT」の話題を出せば、食いついてくる可能性大です。
これら熱いドラマは福澤克雄プロデューサーが手掛けてきたのですが、とりわけ今回の「VIVANT」は演出だけでなく原作までも担当し、より、福澤色を強めております。来年1月に60歳を迎える福澤氏、いわばこれまでの演出家人生の集大成とでもいうべきものでしょうか。
主役級の役者がゴロゴロ
モンゴルでの逃走劇やなにやら、とにかくスケールが壮大で、制作費も相当のものと思われます。
で、何よりも出演者が凄い。主演の堺雅人(49)は「半沢直樹」、阿部寛(59)は「下町ロケット」、役所広司(67)は「陸王」、二宮和也(40)は「ブラックペアン」と、過去の作品に出演した俳優が総出演していて、なんとも豪華な作品になっていて、一瞬たりとも目が離せません。
男の顔は履歴書、林遣都が役所広司になる?
ポスターにも映っているのに、なかなか出てこない松坂桃李(34)は第4話の終盤に現れ、堺雅人の相棒的存在として活躍。これが超絶カッコよく、惚れ直しました。
阿部寛演じる警視庁公安部の後輩を演じる竜星涼(30)も、さすが元モデル。立ち姿が絵になります。スーツが本当によく似合っていて、これでもういい加減「ちむどんどん」(NHK)のニーニーのことは忘れてあげよう、と思いました。
同一人物…?
忘れていけないのは、堺演じる乃木憂助の父親役の林遣都(32)と役所広司です。どうやら林が長じて役所になるようなのですが、あまり似ていないので、もひとつピンときません。
男の顔は履歴書などと言いますが、お坊ちゃま顔でスイーツな林がいったいどんな苦労をすれば「役所」になってしまうのか。実に興味深いですね。
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