松下洸平は「優しさ」でできている
松下洸平(36)の主成分は優しさです。現在、出演しているドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)を見ていてしみじみそう思います。
松下演じる春木椿は、婚約者を結婚直前で彼女の男友達にネトラレてしまいます。2人で暮らす新居も購入したというのに。いくら温厚な人でもここまでコケにされたら怒るはず。場合によっては慰謝料請求の案件です。
ところが、椿はというと、ただの一度も声を荒げることなく、身勝手な彼女を許します。「そんな奴、いるわけない! 人がよすぎるでしょ」と思いつつも、それを演じるのが優しさ成分100%の松下なので、リアリティが感じられます。
自分よりも相手を思う優しさ
椿のいいことも悪いことも相手のすべてを受け入れる心の広さ、自分よりも相手を思う優しさは、イコール松下洸平そのものでは、と思えてきます。
これまで人とうまくつきあえなかった、ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が、椿の家に居心地良さを感じ、集まってくるようになったのもわからないではありません。
みんなが帰るときの「お邪魔しました~」に、「またおいで~」と応える椿の声。これほどの癒しボイスを聴いたことがありません。
フッた男に似ているかも?
松下の優しさはその目に表れています。よく“目力が強い”などと言いますが、目力が強い男って正直、うざい人が多くないですか?(ボルドー調べ)
相手を従わせようという強さ、パワハラ、モラハラ体質とでもいうか。松下の場合、その反対で“最弱の目力”が魅力です。慈愛に満ちた優しい目。濡れた子犬のような目がもうたまりません。
ドラマの中でネトラレてしまう役柄ですが、こういってはなんですが、松下もネトラレが似合います。
ハッピー全開よりもちょっと不幸をまとっているくらいがお似合いです。もっと言えば、昔、フッた男に似ている気がしませんか。
「いいひとなんだけど…」
若い頃は、いいひとよりも悪い男、というか刺激の強い男に惹かれるもので、どうしても松下のような草食系は分が悪くなり、結果、フラれることに。
世の女性は疲れている
こちらも年齢を重ねて恋愛経験もそれなりに増えれば、いいひとが最強だということもわかるのですが…。
なので、女性たちは濡れた子犬のような目でじっと見つめてくる松下に、昔、フッた男を無意識に重ねてみているのかもしれません。
年上のお姉さま人気が高いのもわかるような気がします。世の女性は疲れています。そんな女性たちに優しく寄り添ってくれそうな“いいひと”松下は、時代が生んだスターといえます。
アーティスト・松下洸平
松下にはアーティストとしての顔もあります。先日、放送された「FNS歌謡祭」ではユーミンの「卒業アルバム」を優しく歌い上げていました。
アーティスト松下洸平はイケメン度もアップ、12月13日には待望のセカンドアルバム「R&M」もリリースされ、露出も多くなるのでは。
「いちばんすきな花」の今後の展開も気になります。ますます目が離せません。
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