交際中はストレスばかりだった
「ところが紗季は、自意識過剰な女だから、たぶん俺が紗季に未練をもっていて、だから連絡してきているくらいのことを考えているんじゃないですかね?
貸したものを返してほしいって言ってもシカトされるし、交際中にどうしても納得のいかない出来事があったから、やっぱりきちんと話し合っておきたいって連絡を入れているんですけど、あっちはダンマリですよ」
紗季さんとの交際中には、多大なるストレスを受けていたと振り返るケイタさん。
紗季さんの性格に問題があるとわかったのは、交際を始めてから1年近くも経ってからだったと言います。
史上最悪の性悪女
「紗季は今まで付き合った女の中でも、俺の中で史上最悪の性悪。自己中だし、自意識過剰だし、思いやりもないし、物事についてなんでも軽く考えすぎるし、すぐに被害者ヅラするし。
別れ話をするときだって、紗季を褒めながら、おだてていい気分にさせて別れなくちゃいけなかったくらいですからね。あの女は自分が優位じゃないと、気が済まないんですよ。
でもね、そういう紗季との時間のせいで、俺は俺でボロボロにさせられたところがあって、それをどうしても結婚前に紗季にぶつけて、スッキリしたいんです。
「蒸し返さないほうがいい」と言われたけれど
友だちからは『終わった関係だし、蒸し返さないほうがいいよ』って言われることもありますけどね。
俺としては言いたいことを言わないと、紗季に“してやられた”という思いのほうが強い。
前に進めないんですよ、気になっちゃって。悔しさみたいな感じですかね。
だから、年内になんとかして紗季としっかり向き合って、清々しい気持ちで結婚をしたいだけなんですよね」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。
まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
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