NHK朝ドラ「ブギウギ」~第11週「ワテよりも十も下や」#53
神戸への巡業の帰り、スズ子(趣里)は久しぶりにはな湯を訪ねる。懐かしい常連客の面々に迎えられ、昔のように庭で話をする。
皆、相変わらずに見えるが、変わったところもいろいろとあり…。
さらにスズ子はUSKの稽古場にも顔を出す。秋山(伊原六花)、リリー(清水くるみ)、桜庭(片山友希)、そして林部長(橋本じゅん)と久しぶりの再会を果たす。
スズ子が東京に戻ると、愛助(水上恒司)からたくさんの手紙が届いていた。
【本日のツボ】
「ワシらもそろそろ作らなアカンぞ」
※※以下、ネタバレあります※※
「金属のものは鉄砲玉にするさかい出してくれ、言われましてん」
金属供出で、アホのおっちゃんが作った「はな湯」の初代看板が無くなり、代わりに木材で作られた2代目看板には「ツヤさんのはな湯」とありました。
“ツヤさんと梅吉さんの”ではないところがグッドです。ゴンベエはたしか川に溺れていたところを梅吉(柳葉敏郎)に助けられたはずでしたが、その後の梅吉のダメ夫ぶりを間近で見ていて、ツヤ(水川あさみ)さんあってのはな湯となったに違いありません。
そのゴンベエと妻・光子(本上まなみ)の間には可愛らしい赤ちゃんも生まれ、月日の流れを感じます。
熟年男女の恋模様
そして、そして、一番の驚きは、アホのおっちゃん(岡部たかし)とマッサージ師のアサ(楠見薫)が夫婦になっていたこと。
アサの肩に手をおいて妙になれなれしいなあと思ったら、ゴンベエの子どもの話のあとで、アサの顎を指でトントンしながら、「ワシらもそろそろ作らなアカンぞ」と言い出し、これにアサが「アホ。寝言言いな。ワテ、60やで」と言い、甘え声でおっちゃんの膝をさすりながら「10年遅かったわ~」と。
2人の様子を見ていたスズ子が、「アホのおっちゃんとアサさんが結婚してるやなんて。まさかのまさかや」と。
スズ子もビックリですが、それ以上にこちらも驚きました。「熱々先生がぽっくり逝ってもうて、その隙に手を出しやったんや」とキヨ(三谷昌登)。
「キヨさん含めての激しい三つ巴や。そらもう見苦しかったでえ」と易者のおっちゃん(なだぎ武)。熱々先生(妹尾和夫)がぽっくり逝ってしまったのは寂しいですが、そんな展開になっていたとは!
はな湯のアサを巡るアホのおっちゃんvsキヨ、これはどんな恋愛リアリティショーよりも面白そう。ぜひスピンオフで見せて欲しいものです。
スズ子の恋もいよいよ…
アホのおっちゃんとアサに刺激を受け、スズ子の恋もいよいよ走り出しそうな気配。夢の中に、亀を持った愛助(水上恒司)が登場しました。
それにしても、手紙攻撃のうえに、「そろそろ帰って来てはるかと思うて」と、家まで訪ねてくる愛助、若さゆえの情熱でしょうが、世が世ならかなりあぶねえ奴では。
エンタメ 新着一覧