60代で月1回の性交渉は17.7%の実態 我々はいつまで現役でいられる?

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-03-12 06:00
投稿日:2024-03-12 06:00

 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。普段からレスのつらさや、夫へのモヤモヤを本連載で語っています。

 2024年でレス歴10年。このままでは夫と離婚するか、不倫しない限り、この記録を更新し続けることになりそうだな――。

 そんなことを考えた時に、そもそも他人様は何歳までセックスしてるのだろう? そして私は何歳まで性欲があるの? と疑問に感じたのです。

 今回は、中高年の性生活や性欲について考えていきます。

50代60代、性生活のリアルな実態は…

「【ジェクス】ジャパンセックスサーベイ2024」よると、50代、60代女性の7割以上が「1年以上セックスをしていない」と回答しています。

 やはり、加齢とともに性行為の回数は減っていくようですね。

 ただその一方で、60代でも「月1回以上している人」が17.7%いることも明らかになりまりました。

 女性は閉経すると、女性ホルモンが減少します。一方で男性ホルモンの「テストステロン」が相対的に増えるため、性欲が高まる人もいるそう。

「セックスは習慣」という意見もあります。いったん遠のいてしまうと、そのままセックスレスへ一直線。60代でも継続して性行為がある人は、日頃からセックスを楽しみ続けているとはいえないでしょうか。

 とはいえ、パートナーがいて、かつ、相手も「したい」という欲求があることが前提ですので、60代の性行為はなかなかハードルが高そうです。

 20代からセックスレスになってしまった筆者にしてみれば、60代で性行為をしているなんて奇跡のように思えます。

いつまで性欲があるの?

 女性は、20代から高まった性欲が35歳くらいから40歳頃にピークを迎え、その後は加齢と共に減退してしまうそうです。

 今年40歳になる筆者は、性欲のピークの終焉を迎えるころ…。

 今の時点ではそれなりに性欲があるので、夫とのセックスレス状態に、むなしい気持ちになったり、悲しい気分になったりします。

 性欲が今後減少していけば、夫に対して「レス」の恨みやイライラは消えるのでしょうか。

 しかし、レス状態だった事実は変わらないわけで、したくなくなったから「ま、いっか」とはならないような気もしています。

性欲はセルフプレジャーで解決できるけど…

 性欲そのものは、セルフプレジャーで満たせますが、それだけが全てではありません。

 夫婦間のスキンシップは、相手との繋がりや愛情を確かめる大事な行為。セルフプレジャーは欲求を満たす一つの手段ですが、夫婦としてのコミュニケーションの代替はできません。

 性欲がなくなればセックスレスの悩みから解放されるかも? と頭をよぎりますが、そんなに簡単なものではないでしょう。

 悟りを開く日はやって来るのでしょうか。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「昔の僕は若かったなって感じですよ」愛のない結婚生活6年目、浮気相手との未来を語る34歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.232〜女性編〜」では、自ら懇願して結婚した夫の浮気に気付きつつ、自分が捨てられることに強い...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
「一か八か。避妊なしの一夜で授かり婚したのですが…」結婚生活の終焉を恐れるゆるキャリ38歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
休日にLINEを送って失敗した3人の女。職場の男性へ“攻め”のお誘いしたのに盛大に誤爆…!
 職場の男性に片思いしている場合、休日にLINEを送って距離を縮めたいと思う人は多いはず。  でも、いざLINEを...
恋バナ調査隊 2025-02-08 06:00 ラブ
夫との子作り卒業。30代で性生活が無くなるのが不安です(38歳パート、2児のママ)
 38歳2児(10歳と8歳)のママです。週3回パートにでています。41歳の夫は会社員時代の職場の上司部下で、10年前に結...
植草美幸 2025-02-07 06:00 ラブ
アラフォー・アラフィフ世代のマチアプ恋愛。彼との関係が長続きする女性がやっている“単純”なこと
 せっかくマッチングアプリで知り合ったのに、実際に会ったら何を話したらいいのかわからなくて沈黙ばかりだった…。そんな経験...
内藤みか 2025-02-06 06:00 ラブ
“女の可愛い”に騙された男たち。「女性の可愛いは信じられない」発言につながる3つの原因は?
 男性と女性では、考え方や重要視しているポイントが違うことがあります。とくに男たちが声を揃えるのが「女の可愛いは当てにな...
恋バナ調査隊 2025-02-06 06:00 ラブ
不倫発覚で人生詰んだ女たちのドロドロLINE6選。え、わざと? 些細な匂わせでピンと来た!
 不倫をしている女性って「絶対にバレない」という謎の自信がある人が多いようですが、匂わせ発言や些細やりとりで不倫の事実が...
恋バナ調査隊 2025-02-05 06:00 ラブ
義実家嫌い界隈で注目される「死後離婚」のリアル。知っておきたいメリット&デメリットは?
 皆さんは「死後離婚」という言葉を聞いたことがありますか? 実は今、死後離婚を考える人が増えているというのです。今回は、...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
墓場まで持っていく!「私だけの秘密」こそ夫婦円満の秘訣かもしれない
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
豆木メイ 2025-02-04 06:00 ラブ
「大人バレンタインのグルマン系香り術」【調香師が解説】貴女の脳を満たす甘い香りはどれ?
 女子にとって2月のイベントといえばバレンタインデー! 本命がいてもいなくても、チョコレートのような甘~い香りで気持ちを...
太田奈月 2025-02-04 06:00 ラブ
「女子会」なのに彼氏を連れてくる人の目的と心理。ねえねえ、一体なにがしたいの?
 その名の通り、女子だけが集う女子会。なのに彼氏を連れてくる人がいると、正直テンションが下がりますよね。「え⁉ なんで連...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
“ダメ男製造機”女性の特徴7つ。どんな原因が? 男運の悪さを嘆く前にチェックしたい
「私は男運が悪い…」と嘆く女性の中には、男をダメにする“ダメ男製造機”が存在している場合も…。そんな女性は、自分の行動や...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
パパ友がちらつかせる「好意」のサイン8つ。“ほぼ確”で女性としてロックオンされている質問は?
 子ども同士の繋がりで広がるママ友パパ友の世界。ですが、単なる友達ではなく“異性”として気になったり好きになったりするケ...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
「被害者ヅラ? どうぞ一人で生きていって」実父の妻へのセクハラ疑惑をスルーする47歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.231〜女性編〜」では、夫の父親、つまり義父からセクハラまがいの行動を繰り返されている真里さ...
並木まき 2025-02-01 06:00 ラブ
「義父の私を見る目が妙なんです…」セクハラめいた言動に離婚を考える42歳バリキャリ女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-01 06:00 ラブ
寂しくないの? 長続きする不倫カップルのLINEをチラ見してみた。暗号、トーク非表示、ルール徹底…
「彼とずっと一緒にいたい」と思いながら、既婚男性と関係を持っている女性は必見! 今回は、長続きしている不倫カップルのLI...
恋バナ調査隊 2025-02-01 06:00 ラブ