レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。
『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性との不倫、暴力、中絶などの問題。この騒動はアニメファンだけではなく、多くの人の目に触れることとなった。
続く人気声優の不祥事 明暗はどこにある?
いまや約3兆円規模とも言われるほどのアニメブーム。その市場を支える「声優」にも注目が集まっており、彼らの不祥事を狙う週刊誌も少なくない。過去にも数々の声優の不倫報道が話題になった。
しかし不倫が明るみになった声優でも、その後の状況はさまざま。変わらず声優仕事を続けている者がいる一方、降板が相次ぎ引退の危機に追い込まれた者もいる。
古谷は『機動戦士ガンダム』アムロや『名探偵コナン』安室透ら数々の有名キャラクターの声を務めており、今後の仕事に支障をきたすのではないかと危惧する声もある。
不倫騒動後の明暗、そのポイントはどこにあるのだろうか。
炎上後も有名キャラを継続の櫻井孝宏
声優による不倫報道でまず思い出すのが、2022年9月『文春オンライン』に報じられた櫻井孝宏(49)だろう。
櫻井は『鬼滅の刃』冨岡義勇や『呪術廻戦』夏油傑、『おそ松さん』松野おそ松などを演じている、有名作品には欠かせない実力派声優。彼の不倫が大きな騒動となったのは、その悪質さにあった。
2018年に結婚をしていたにも関わらず、それを隠したまま他の女性と10年間の交際関係にあったのだという。
反響の大きさに声優継続は絶望的かと思われたが、意外にも仕事への影響は比例しなかった。降板が発表されたのはアニメ2作品とラジオ番組1作品、ナレーション1番組のみ。
2023年3月に所属事務所との契約は終了したものの、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』『おそ松さん』などに関しては続投。報道後に放送されたアニメ『うる星やつら』(尾津乃つばめ)や『ブルーロック』(糸師 冴)などにも出演している。
鈴木達央は降板が相次ぎ、バンドも解散
そしてもうひとつ思い出されるのが、2021年7月、同じく『文春オンライン』で報じられた鈴木達央(40)だ。鈴木の妻は、『鬼滅の刃』の主題歌などを歌っていたアニソン界の大物LiSA。
鈴木自身もアニメ『Free!』橘真琴や『うたの☆プリンスさまっ♪』黒崎蘭丸などで人気を博しているが、一部のアニメファンに限定されている印象だ。一般的な知名度でいえば、LiSAのほうが格上だろう。
不倫の内容は、20代スタッフとの度重なる密会というもの。一時の“火遊び”ともとれる不倫だっだが、その代償は大きかった。
アニメ『東京リベンジャーズ』(龍宮寺堅)をはじめ、計9作品の降板。さらに所属するバンドプロジェクトOLDCODEXは解散となり、2023年には事務所を退所。現在はフリーとして細々と活動しているようだ。
くっきりと分かれた明暗、この違いはどこにあるのだろうか。声優業界にも詳しいアニメライターに話を聞いた。
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