これがランカーの実力か…と関心
人気店のランカーであるM氏の予約が取れたのは、2カ月後。それまでの長い時間を、M氏は飽きさせることなく返信をくれます。お店のカレンダーをチェックすれば、ほぼ毎日予約で埋まっているのに、手を抜くことがないのです。
これがランカーの実力なのか…。数百人という大人数のセラピストを抱える店舗で、全国で売り上げも予約もTOP5に入るすごさを、メールだけの時点で感じました。
今回の予約では、初回のセラピストの時だけオプションが可能な100分のデート特典をつけました。ホテルでの施術の前に自由にデートができるのです。
イケメンとデートなんて、私には憧れのシチュエーション。せっかくだからベタなデートにしようと、お台場の観覧車に乗りたいと提案しました。
《mirae.さんとふたりきりで観覧車なんてロマンティックじゃないですか!》
たとえ社交辞令だとしても喜んでくれると心ときめきます。待ち合わせ場所を観覧車から一番近い駅に決めると、
《僕も早く早くmirae.さんに会いたいです(^ ^)明日はたくさん癒されてくださいね》と胸キュンメール。年甲斐もなく心が熱くなるのを感じていました。
そしてM氏との初対面
初対面の日。予約時は冬だったのに、季節はすっかり春。2カ月もお預けなんて! と思っていたのに、やさしくマメなメールのやりとりのおかげで、とても早く時間が過ぎていきました。
当日は、いつも以上にメイクも入念に、服装も新調。もちろん、ランジェリーもセクシーで可愛いものを新たに購入し気合いはバッチリです。
待ち合わせに向かう電車の中、駅が近づくごとに緊張で高まる胸のドキドキ。M氏に今日の服装を伝えると、
《わかりました! 僕の方からmirae.さんを見つけるので安心してくださいね。気をつけて来てください》
いちいち心をときめかせてくれるのでセラピストだと忘れてしまいそうです。危ないあぶない。待ち合わせの駅に到着し改札を出ると、反対側から笑顔で駆け寄ってくる男性が…。
「mirae.さんですよね? 僕はMです。会いたかった~!」
M氏はキラキラ眩しい満面の笑みで私を迎えてくれたのでした。
次回へつづく。
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