第1週「人間なんてさみしいね」#1
昭和初期、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)である。
商事会社で国内外を飛び回る父・結太郎(加瀬亮)を迎えに駅舎に駆け込んだのぶは、勢い余って少年にぶつかってしまう。
少年の名は柳井嵩(木村優来)。父・清(二宮和也)を病気で亡くし、母・登美子(松嶋菜々子)と共に伯父・寛(竹野内豊)を頼って御免与町にやってきたのだった。
【本日のツボ】
のぶはドキンちゃん!?
※※以下、ネタバレあります※※
待ちに待った「あんぱん」がスタートしました。高知が舞台ということで、「らんまん」以来の土佐弁が懐かしくもあり、耳に心地よいです。
いい意味で、王道の朝ドラという感じがしました。しかもキャストがとんでもなく豪華です。朝田家は、祖父を吉田鋼太郎、祖母を浅田美代子、父を加瀬亮、母を江口のりこ…というように。
テレビの中ではなかなか見られないレアキャラの加瀬亮。“商社勤めで仕事で各地を飛び回る”という設定なので、ドラマの中でもレアキャラになるかもしれません。石材店の職人に細田佳央太の姿もありました。
一方の柳井家はというと、母を松嶋菜々子、伯父夫妻を竹野内豊と戸田菜穂が演じます。
そして。もっとも楽しみにしていたのが、阿部サダヲ演じる屋村草吉、通称ヤムおじさんです。さすらいのパン職人。おいしい焼き立てのあんぱんを嵩に振舞っていました。まさにジャムおじさん。
アンパンマンといえば日本テレビのアニメで、そのあたりはどうなるのか、と思っていましたら、こちらは「あんぱんまん」という絵本のほうでした。私が初めて出会ったのもこちらの絵本「あんぱんまん」でした。アニメの「アンパンマン」の愛らしさはなく、ちょっと不気味だったりもしました。
ちなみに、今回、始まるにあたって、テレビや雑誌などで、モデルとなったやなせたかしと妻・暢のエピソードがあちこちで取り上げられていましたが、なんと、妻の暢はドキンちゃんのモデルだったとか。それで、オレンジ色の着物を着ていたのか、と納得です。
のぶの幼少期を演じる永瀬ゆずなは、どこかで見たと思ったら、「監察医 朝顔」(フジテレビ系)で上野樹里演じる朝顔の娘つぐみを演じていた加藤柚凪でした。「カナカナ」(NHK)もよかったですね。2023年9月1日より、芸名を永瀬ゆずなに変えたそうです。知りませんでした。9歳にして芸歴6年。ちびのぶちゃんのはちきん(男勝りな女子)ぶりが楽しみです。
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