アラサーで突然東京を目指す人もいますが、どのような事情があり、上京後はどんな日々を送るのでしょうか。
東京に行けばなんとかなる?
田舎でイヤなことがあると、「もうこんな町、出て行ってやる!」という言葉が口をつく人がいます。しかし実際に出て行く人はあまり多くはありません。とはいえ、なかには衝動的に町を出て行く人がいます。
アラサーのA子さんも、山深い地方都市から突発的に上京したひとり。上京を決めた理由は失恋です。
密かに片想いしていた勤務先の同僚男性が、社内の他の女とデキ婚すると知って大ショック。そんな二人の姿を見たくないので会社を辞め、東京へと向かったのです。
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きっと今よりいい女になれる
しかしA子さんは、東京でどんな仕事に就くか、全く考えていませんでした。心に決めていたのは、いい女になって見返してやるということだけ。東京に行けばきっと今よりいい女になれるに違いないと思い込んでいたのです。
確かに東京には綺麗でオシャレな女性も大勢いますが、誰もがそうなれるわけではありません。A子さんも実際、家賃や食品も高い東京では節約しなくてはやっていけませんでした。
美容やファッションにお金を回す余裕がないとかなり大変です。
東京でパートナー探しに淡い期待
結局A子さんが選んだ仕事はホステスでした。
都心の中規模のクラブで働くことを決意したのも、東京では何かとお金がかかるから。学生時代に少しの間、ガールズバーで働いていたので、あまり抵抗はありませんでした。
そしてA子さんの訛りが素朴で可愛い、とウケる客が現れ、店外デートに誘われました。
次第にA子さんは、このまま店でいい人を見つけて結婚できたらな、と淡い期待を抱くようになったのです。
早く結婚したくて…
東京でパートナーを見つけて結婚したら、田舎の友人たちにかなり羨ましがられるだろうと、A子さんはワクワクしました。
そして念願通り、デートに誘ってきた3つ上の男性と交際することになったのです。上場企業の社員だというし、彼となら将来も安泰だと思えました
しかし一向に結婚の話が出てきません。シビれを切らして「結婚式はどこであげたい?」とさりげなく聞いてみると「結婚するつもりは全然ない」と思いがけない返事が返ってきました。彼は遊びのつもりで付き合っていたのです。
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