さや香、バッテリィズ…意外と多い「不仲コンビ」にグッとくる理由。仲良し芸人だけが正解なのか?

小政りょう ライター
更新日:2025-06-26 12:24
投稿日:2025-06-26 12:24

増える芸人の仲直り企画

 千鳥MC『相席食堂』(ABC/テレビ朝日系)の6月3日放送回にて、「カウンセリング相席」と称した、お笑いコンビ・流れ星の仲直り企画が放映されました。

 流れ星は、かつての人気番組『爆笑オンエアバトル』などで活躍し、近年でもTHE SECONDでノックアウトステージに進出(2023年、2024年)するなど、言わずと知れた結成25年の実力派漫才師。しかし、近年では不仲が取りざたされています。

『ゴッドタン』(テレビ東京系)や『水曜日のダウンタウン』(テレビ東京系)でも注目をあびたように、その一触即発ぶりはお笑いファンなら有名です。一時期よりは回復したといいますが、このオンエアでのヒリヒリぶりは千鳥の「待てぃ!」がなければ直視できないものでした。

【関連記事】松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由

仲良し芸人が目立つが……不仲コンビは意外と多い

 かつては「コンビ仲の悪い芸人はかっこいい」という風潮がありました。しかし、さまぁ~ずやおぎやはぎ、サンドウィッチマンが出てきたあたりから、笑いに安心や明るい空気感を求める時代の流れもあって、「仲がいい方がいい」「仲良くすべき」といわれるようになってきました。

 昨今は、KOC王者のサルゴリラやTHE SECOND準優勝の囲碁将棋など、プライべートでも仲がいいことを公言する芸人さんも増えています。

 極めつけが、『水曜日のダウンタウン』で放映された“おぼんこぼん仲直り企画”。不仲なベテラン芸人が2年の時をかけて雪解けするその企画は、多くの視聴者や芸人の心を感動させました。


 そのせいなのでしょうか、流れ星のような不仲の芸人コンビが、逆に目立つようになってきたように思えます。

 他、不仲コンビとして思い浮かぶのは、ウエストランド、バイきんぐ、実はプライベートでは不仲なのがバッテリィズ、リアルなのがしずるやさや香などでしょうか。

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?
 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」もあと数話、撮影も終了しているというのに、あの絵師がまだ登場していない。...
2025-11-09 17:03 エンタメ
若手俳優の登竜門“スーパー戦隊もの”が消滅する衝撃…芸能界には大きな損失
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】  先日、衝撃のニュースが飛び込んできた。テレビ朝日が、放送中の「ナンバーワン戦隊ゴ...
2025-11-09 17:03 エンタメ
一人になったからこそ…蛍原徹は”自由″に「アメトーーク!」の看板を守り続ける
【今週グサッときた名言珍言】 「僕は『罪滅ぼし芸人』です」  (蛍原徹/テレビ朝日系「アメトーーク!」10月30日放送...
2025-11-09 17:03 エンタメ
坂口健太郎に“待った”をかけた永野芽郁の破壊力 主演映画低調で「三角関係報道」の後遺症が鮮明に
 渡辺謙(66)との初共演や、主題歌をサザンオールスターズが担当することで映画「国宝」の対抗馬になると目されていた坂口健...
2025-11-09 17:03 エンタメ
ああ、日曜は悩ましい。神尾楓珠の胸キュンか、及川光博のほっこりか…どっちのドラマをリアタイすべき?
 日曜の夜が悩まし過ぎて困っています。  というのも、「すべての恋が終わるとしても」(テレビ朝日系)と「ぼくたちん...
荒牧慶彦&植田圭輔、気心の知れた相手だから、自然でいられる。W主演で見えた“素のふたり”の関係性
 舞台『刀剣乱舞』シリーズなどで知られる荒牧慶彦さんと植田圭輔さんがW主演を務めた映画『プロジェクト・カグヤ』が公開中で...
望月ふみ 2025-11-09 11:45 エンタメ
【モンテ・クリスト伯】少年時代の興奮が蘇る復讐劇の大作
【孤独のキネマ】  モンテ・クリスト伯   ◇  ◇  ◇  子供のころ学校の図書館で「巌窟王」を読み、胸をわくわ...
2025-11-08 17:03 エンタメ
高市早苗さんが落選中、公開録画ゲスト審査員で来たときの“おもろい”エピソード
【お笑い界 偉人・奇人・変人伝】#265  高市早苗さん   ◇  ◇  ◇  憲政史上初めて女性の内閣総理大臣に...
2025-11-08 17:03 エンタメ
固定ファンがいるのに…“お金の事情”で時代劇は減る一方
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】  前回のコラムで、昨今の映画やドラマ界は良い作品や人気シリーズを作りにくい環境で...
2025-11-08 17:03 エンタメ
佐野勇斗「ESCAPE」視聴率低迷でも評価上昇のワケ…テレビコラムニストが深掘り
 秋ドラマは中盤から後半へ。三谷幸喜脚本&菅田将暉(32)主演で前評判の高かった「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあ...
2025-11-08 17:03 エンタメ
光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ
 芸能界では経営陣とタレントで、なぜかくも収入に大きな差が出るのか。10月16日放送の「あの金どこいった?~逆転人生にか...
2025-11-08 17:03 エンタメ
名古屋主婦殺害事件は発生から26年で犯人逮捕…未解決事件を扱う番組が減ったのはなぜですか?
【テレビ局に代わり勝手に「情報開示」】  本当に、名古屋主婦殺害事件の容疑者逮捕には驚きました。いやー、まさにご遺族の...
2025-11-08 17:03 エンタメ
「ばけばけ」“女中”が意味するのはどっち? おトキ(髙石あかり)のうらめしい世の中は続く…
 ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)と一緒に借家へ引っ越しをしていた。新居に満足気なヘブンだったが、いまだ女中が...
桧山珠美 2025-11-08 12:45 エンタメ
“松本人志ファン”として言わせてください。『DOWNTOWN+』は天才的だった。だが「松本、動きました」はダサかった
 2024年1月から芸能活動を休止していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(62歳)が、約1年10カ月ぶりに活動再開...
堺屋大地 2025-11-08 11:45 エンタメ
夏帆&竹内涼真「じゃあ、あんたが」ダントツ人気の“勝男”の脇で輝く「楽駆」がブレーク寸前!
 勢いが止まらない。夏帆(34)と竹内涼真(32=写真)がダブル主演のTBS系火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」...
2025-11-07 17:03 エンタメ
長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク
木村拓哉(52)と工藤静香(55)の長女でフルート奏者のCocomi(24)と、バレーボール日本代表の小川智大(29...
2025-11-07 17:03 エンタメ