古参ファンから新規ファンへの苦言は正しいのか?
ツアーはすでに6月からスタートしているが、同じtimeleszファン同士でも、Sexy Zone時代からのファンと、タイプロ以降のファンとで受け止め方が異なっている。メンバーが減っても、オリジナルメンバーで続けて欲しかった古参ファンにとっては、旧グループ時代の楽曲を新メンバーが歌唱することに複雑な思いがあるようだ。
また、ライブ定番曲の「スキすぎて」で周囲と共に踊れていないファンを、古参ファンが「タイプロ新規」と決めつけ見下すような報告もSNS上にあがった。
他にもSNSで指摘があった「うちわを高く掲げすぎてしまう」、「推しがステージにいない間におしゃべりする」などは、どのアーティストの公演であってもマナー違反にあたる。
ただ、定番曲の振り付けについてこられないからといって非難されるのは、少し行き過ぎのように感じる。推し活をする人は誰にでもライブの“初参戦”の経験があって、徐々に現場のノリや暗黙のルールを学んでいくものだ。
いまだ「一般人」扱いは無理がある
そして、ジュニアを経ずデビュー組に加入したからといって、一般公募組をいつまでも「一般人扱い」するのは無理があるだろう。一般公募組も、タイプロで約10カ月、timeleszや他の先輩SE社タレントの指導のもと訓練してきた。
また、正式加入から約5カ月が経過しており、多くの音楽・バラエティ番組などに出演。新体制の初アルバム「FAM」は自己最高初週売上61.9万枚を叩き出し、オリコン1位を獲得した。
ジュニア期間わずか約3カ月の元V6・岡田准一(44)、約8カ月の松島、約10カ月のマリウス、約12カ月の佐藤らのデビュー当時に対し、timelesz一般公募組の鍛錬や経験が劣るとは思えない。
他事務所も含め群雄割拠となったボーイズグループ界で生き抜くためにも、SE社やtimeleszの古参ファンは、変化を受け入れるべき時が来ているのかもしれない。
エンタメ 新着一覧