第16週「面白がって生きえ」#79
三姉妹揃っての朝田家ご帰還。朝ということは、蘭子(河合優実)は昨夜、のぶの家にお泊りしたのでしょうか。ならば、久々の三姉妹キャピキャピシーンを見たかったような気もしますが、釜じいが寝込んでしまっている手前、それどころではありませんね。
というわけで、本日は釜じい(吉田鋼太郎)スペシャルデーです。
【本日のツボ】
お別れは「よさこい節」で
※※以下、ネタバレあります※※
その前に、釜じいの咳ですが、羽多子(江口のりこ)の口から、肺が相当悪いと医者に診断されたと語られました。
ということは、ちゃんとお医者さんに見て貰えたということで、柳井医院の寛(竹野内豊)先生急死以降、御免与町の無医者が居なくなったと思っていましたが、いつの間にか解決したのですね。釜じいによれば「ヤブ医者」らしいですが……。
頑固じじいだった釜じいが、すっかりいいひとに。「この家に縛られたらいかんぞ。おまんらも面白がって生きえ」「女子も、いや、女子こそ大志を抱きや」とのぶらに言います。
さらに、結太郎(加瀬亮)の形見の帽子を被り、「なりふり構わず走れ。間違うても転んでもえい。それも全部、面白がって生きえ」とも。あの頑固じじいはどこへ行ってしまったのでしょう。
のぶに頼まれて嵩が描いた4コマ漫画は、お世辞にも面白いとはいえませんでしたが、それでも釜じいが笑ってくれたのは、なによりでした。
そして、釜じいに促されての「よさこい節」。想えば、豪ちゃん(細田佳央太)の出征を見送った時もこの歌でした。蘭子(河合優実)の前でこれを歌うのもどうかなと思いましたが、くらばあこと浅田美代子の「よさこい、よさこーい」が聴けたのは眼福ならぬ耳福でした。
というのも、その昔、アイドル時代、NHKの歌番組に出演するための新人歌手オーディションに何度も落ちたなどという噂もあるほどで、「赤い風船」というヒット曲がありながら、「紅白歌合戦」には出場できなかったという話もあります。
真偽のほどは定かではありませんが、半世紀後にドラマの中とはいえ、NHKで歌を披露できたのですから。まさに「たまるかー」です。躍りながら退場の釜じい、最後の笑顔も良かったです。
エンタメ 新着一覧