沢口靖子が大御所女優を怒らせた若い頃…新ドラマ主演で科捜研は終了か?
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】
大物女優、沢口靖子(60)がこの10月期のフジテレビ系「月9」枠のドラマに主演するという話題が女性週刊誌で伝えられた。25年続いた彼女の代表作ドラマ「科捜研の女」(テレビ朝日系)が昨年のシーズン24で終了したとも言われていることに関係がありそうだ。
誰もが知る「科捜研」は、水谷豊主演の「相棒」シリーズと並んで長く続いた連ドラだが、京都撮影所で撮影され、ロケも京都周辺。出演者も大ベテラン揃いで、大半がその間はホテル暮らし。高いギャラの人が多くて制作費がかさむのに、最近は“大いなるマンネリ”の影響で数字も期待したほどではなかった。
テレビ朝日は昨シーズンで終了したとは公表していないが、それは当然といえば当然。現時点では予定されていないが、年末年始や期末期首でスペシャルドラマをつくればそれなりの視聴率が見込めるので、「もうおしまい」とは言いたくないのだろう。
沢口の名前を聞いて思い出すのは、彼女がデビューしてすぐのこと。初代「東宝シンデレラ」に選ばれた勢いで、テレビドラマや映画で主演として活躍し始めた頃だ。
事務所は舞台にも出そうと、東宝肝いりで“初舞台”と大々的にマスコミを呼んで製作発表を行った。その舞台でのエピソードは以前にも少し触れたことがあるが、主演が大御所の故・山田五十鈴先生で、共演がこれまた超大物の故・淡島千景さん。ポスター上では3番手が沢口ということだった。
ところが、前の撮影が押して発表会場に遅れて飛び込んできた沢口は、共演者への挨拶もできずに壇上に上がった。
淡島さんが「山田先生とは~」と話しているのが耳に入ったのかどうか、新人の沢口が緊張の余りに「光栄なことに、山田~、五十鈴さんと共演できて」と言うと、山田先生がソッポを向いてしまった。その後、宣伝部が「山田先生、沢口さんと一緒にインタビューですよ」と促しても聞こえないふり。僕が慌ててコメツキバッタのように頭を下げてインタビューに応じてもらった。
その際、山田先生は「沢口さん、ここで舞台の経験をして、テレビにお帰りになったらいいんじゃないですか」とにべもない。それでも沢口は一生懸命話していた。
その時の好印象は、その後も変わらない。大物財界人と交際の噂もあったが、スキャンダルとは無縁でここまで活躍を続けてきた。
そんな彼女もあの頃とは違って大物と呼ばれる存在。新たなドラマで新境地を見せてもらいたいものだ。
(城下尊之/芸能ジャーナリスト)
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