彼ママが毒親! 我慢しない恋愛&結婚に必要なメス力3カ条

神崎メリ 恋愛コラムニスト
更新日:2020-06-28 06:00
投稿日:2020-06-28 06:00

毒親持ちの彼に効果的な「メス力」3ステップ

最も大事なのは、ただ彼の味方であること


親子間の問題に外野が「あ~しろ、こ~しろ」と首を突っ込むのは絶対に良くないわ。

これはアドラー心理学でいう「課題の分離」。

彼の問題は、彼自身が向き合わなきゃいけない「人生の課題」だからよ。

でも、貴女は彼に勇気を与えることはできるの。

きっと彼は貴女という人生を共にしたい人が見つかった。

でも、毒親の反応を想像したり、将来同居するかも……なんてことを考えると、「俺、結婚するわ!」って伝える勇気が出なくて当然。

このニッチもサッチもいかなさげな状況下、貴女はハッキリと「同居はしない」「毒親から守ってくれない人とは結婚しない」と決めておいて欲しいの

なぜなら、結婚したとしても、早かれ遅かれストレスが溜まって離婚となってしまうことが目に見えるからよ。

毒親から貴女が攻撃されても守ってくれない旦那に愛想を尽かすのも、よくある話なのよね。

この決意を踏まえて、彼にこんな「メス力」をしたらいいと思うの。

1. 彼に同情する(彼親の悪口は絶対NG)

まずは「ヨシオ君、本当に大変なんだね……」と同情すること(彼親の悪口は絶対NG)。

2. 明るく褒める

そして「ヨシオ君みたいな人、巡り合えてよかったって思ってるんだよね!」「いつも仕事頑張ってるの刺激になるよ~!」と、明るくヨシオを褒めること(毒親の子は自己肯定感が低いのよね、たくさん褒めてあげてね)。

3. 自分の意思をハッキリと伝える

その上で、彼の方から結婚の話をしてきたら、「ヨシオ君と一緒にずっと過ごしたい、一番信頼できる人だし。でも(申し訳なさそうな雰囲気で)こんな風に言いたくないけど、誰よりも一番私の味方であり続けてくれるかな? ヨシオ君ともお母さんとも仲良くしたいから、同居は私はムリだよ」とハッキリと伝えること。

この流れで話をしたとき、彼はこんな風に考えると思うわ。

「この子は俺の痛みに寄り添ってくれて、そして認め信頼してくれてる、こんな素敵な女性、二度と出会えないかも? では、どうする?」

彼ははじめて、親に立ち向かう勇気を出すかもしれないわ。

その後もトントン拍子に……とはいかないかもしれない。それでも貴女がブレずに①②の「メス力」をしていけばいい。

そして「この人、まるっきり親の言いなりだわ、アカン」と感じたら、幸せを祈ってそっと離れるといいと思う。

毒親は子どもの人生の足かせ

毒親、子どもの人生の足かせ……。

彼がそのしがらみを断ち切って、できることなら貴女と新しい人生を切り開くことを心から祈っています。

あ、毒親に何を言われても「出ましたなw」と内心思って、スルーしてね。

貴女を傷つけようといろいろ吠えてくると思うけど、そんなモノよ。

大丈夫、貴女の人間的価値は揺るぎません!

神崎メリ
記事一覧
恋愛コラムニスト
ドイツハーフ。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力」=「メス力」と命名し、それこそが幸せの第一歩だと提唱している。男ゴコロや恋バナを発信する公式ブログのアクセス数は月間200万PV以上。Instagramのフォロワー数は12万人を超える。

著書に「魔法の『メス力』」(KADOKAWA)、「大好きな人の『ど本命』になるLOVEルール~"運命の彼"にめぐり逢い、ずーーーっと愛され続けるための秘密の法則」(大和書房)、「神崎メリのヒロイン手帳2020」(扶桑社)、「ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密のメス力LESSON」(SBクリエイティブ)、予約段階でAmazon総合1位〜発売前重版決定の最新刊「男のトリセツ」(マガジンハウス)が5日で3刷と好評発売中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


韓国で増える非婚主義。老後を意識するアラフィフ独女の心は複雑です…
 韓国では経済的な負担の大きさや価値観の変化により、結婚を選ばない「非婚主義」が増えています。この傾向は日本でも同様で、...
mirae.(みれ) 2025-03-31 06:00 ラブ
不倫が親バレする原因と4つの対策方法。相手の奥さんに家凸されたら一巻の終わり…
「不倫相手の奥さんから内容証明が届いたけど、親にはバレたくない…」「不倫していることを親には隠したい」と、ソワソワしてい...
恋バナ調査隊 2025-03-31 06:00 ラブ
突然の塩対応にガクブル! デート前日に男から届いたガッカリLINE3通
 楽しみにしているデートの前日。男から届いたLINEを見て不安になった経験のある女性は多いようです。  嫌な予感し...
恋バナ調査隊 2025-03-30 06:00 ラブ
「ポイ捨てよりマシ」結婚対象外でも女性の誘いに応じる52歳男性の奇妙な優しさ
「冷酷と激情のあいだvol.239〜女性編〜」では、パートナーに相応しいと思える男性・ダイスケさん(52歳・仮名)への典...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
「私はあなたの何なの?」進展しない“中年の恋”に落胆する46歳バツ1女性の嘆息
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
具合が悪い彼氏に返事マストなLINEを送るようじゃ無理かぁ…体調気遣いながらも“うざい”認定されがち3選
 彼氏や彼女が体調を崩した時には、心配でつい体調を気遣うLINEを送りたくなりますよね。でも、もしかしたら送る内容によっ...
恋バナ調査隊 2025-03-29 06:00 ラブ
「隣に座ってもいいかな?」ゆきずり不倫沼にハマる女を救った意外な人物 #3
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-28 06:00 ラブ
恋愛にどっぷりハマる依存体質な女性の特徴4つと抜け出す方法。“彼色”に染まらなくても大丈夫!
「恋愛すると彼に依存して、彼が全ての人生になっちゃう…」「どうしても恋愛に依存してしまう」このように悩んでいる、“恋愛依...
恋バナ調査隊 2025-03-28 06:00 ラブ
女風で“新人すぎる”セラピストで失敗しないために…指名時、ルックス以上に大事なこととは?
 女性用風俗が話題です。ドラマでも、セックスレスの人妻が衝動的に呼んでしまうシーンをよく見かけるようになりました。  ...
内藤みか 2025-03-27 06:00 ラブ
同棲解消後の正直な男の気持ちは…? アラフォーの恋愛は駆け引きひとつとっても難しい
「マンネリしてきたから一度離れたほうがいいのかな」「なかなか結婚に踏み切ってくれないから危機感を持たせよう」と、彼との同...
恋バナ調査隊 2025-03-27 06:00 ラブ
見た目重視で後悔ばかり…ルッキズム恋愛をやめたい人への5つの処方箋
「恋人を顔だけで選んで、いつも後悔する…」「顔がいい人としか恋愛をしたくない…でもこんな自分が嫌だ…」と、男性の見た目重...
恋バナ調査隊 2025-03-26 06:00 ラブ
【実録】地獄のラブストーリー開幕! 米国では二股デートは当たり前? 一線を越えるのはいつなんだ
 アメリカ人の恋愛事情って、日本人からするとちょっと理解しがたいところがありますよね。「アメリカ人はオープンで、すぐ付き...
2025-03-25 06:00 ラブ
新入社員と既婚社員による職場不倫のリスク。春の人事はとりわけ要注意
 春になると新入社員が加わり、人間関係がガラリと変わりますよね。すると途端に増えるのが「不倫」です…。なぜかって? 社内...
恋バナ調査隊 2025-03-25 06:00 ラブ
お花見で彼氏ができた女性たちの体験談4つ。おひとり様にチャンスあり?
 友達などから「お花見に行かない?」と言われて迷っているそこのあなた。もしかしたらそのお花見には、未来の彼氏が待っている...
恋バナ調査隊 2025-03-24 06:00 ラブ
40代の合コン、若者との違いは? 物足りない判定を回避するポイント5つ
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
恋バナ調査隊 2025-03-23 06:00 ラブ
「育児疲れかな? ま、そんなもんでしょ」妻の異変を軽く受け流す37歳男のお気楽思考
「冷酷と激情のあいだvol.238〜女性編〜」では、離婚となる“決定打”はないものの、結婚4年目の夫に不満な妻・奈緒さん...
並木まき 2025-03-28 17:25 ラブ