「猫のきもち」熟読!子猫のいる生活を前のめりで夢想(笑)

コクリコ 編集者
更新日:2021-03-21 14:18
投稿日:2021-03-21 06:00

子猫を迎える準備を始める

 さて5月の半ばに子猫8匹とのお見合いを終え、書面で改めて茶トラ柄の男の子とサビ柄の女の子、2匹の子猫の里親に申し込みをしました。そして無事に受理され、2回のワクチンを終える7月上旬からトライアルが開始されることに。ここから約2カ月。その間に私がすることは、猫のお迎えの準備です。

 幸いにも、というか偶然にも、わが家はそもそもペット飼育可の物件で、斜め前に動物病院、隣にペット用品のお店がありました。飼育環境としては完璧。

 子猫のいる生活を夢想しながら、ミルクボランティアさんに言われたように高さのあるケージを用意し、組み立てます。高さ190㎝もあるものを1人で組み立てなくてはいけないのがひとり暮らしのつらさ……。窓には脱走防止柵もつけます。週末ごとになにかを組み立てていました。費用はケージが2万円ちょっと、脱走防止柵が8000円ほどでしたでしょうか。この時点で3万円ほどがかかっています。

猫になった気持ちであれこれ物色

 それだけでは終わりません。猫様に快適にお過ごしいただくべく、もてなしの心で隣のペット用品のお店やネットショップを覗いては、ベッドやおもちゃを物色します。これは肌触りがガサガサしてる、これはにおいがいやだな、と猫になった気持ちで。猫の気持ちは知らんけど。

 通っている美容院ではタブレットでdマガジンが読めるのですが、ファッション誌には目もくれず、「猫のきもち」を熟読。ちょうどはじめて猫を飼う人のためのQ&Aが掲載されていて、なにこれ、引き寄せの法則!? と興奮しながら読み込みます。

 猫を6匹飼っている友人も質問攻めにし、トイレには砂タイプとシステムトイレがあって、システムトイレの手入れの方がラクであるという情報を入手。なんでも、砂タイプは鉱物砂がおしっこを吸ってぎゅっと固まるので、それをその都度捨てる必要があるそう。

 それに対し、システムトイレは2層式になっており、1層目に置いた木材で作られたペレットは固まらず、2層目にセットしたペットシートが吸水する仕組みで、週イチの交換でOK(うんちはその都度)だという。ほなシステムトイレやな。さっそくシステムトイレを買い、ほくほくとケージにセット。

「猫は気に入らないと全然使ってくれない」

 猫の食器は偶然通りがかった有楽町の東急ハンズで。ペット用品売り場の店員さんも猫を飼っている方で、時間をかけてひとつずつ説明してくださいました。子猫が食べやすい高さで、私が洗いやすく(つまり衛生的に使えるように)、ダサくないものという私のリクエストをかなえ、かつ店員さんの「猫は気に入らないと全然使ってくれないことがあるから、高いものを飼うのはもったいない」というアドバイスを踏まえて、店員さんイチオシのアルミの食器を2セット買いました。猫が来る日も決まってないけれど準備だけはどんどん進めてしまう。

2匹ともコクシジウム症に感染!

 その頃、猫たちはというと……ミルクボランティアさんのお宅で育てられていたのですが、ひどい下痢が続いていて病院に通っていました。2匹の子猫ともにコクシジウム症です。

 コクシジウムという寄生虫は小腸に寄生し、増殖することで起こる病気のことです。母子感染でしょうか。おそらく野良猫のお母さんからの感染で、棄てられたときにはすでに感染していたのではという見立てでした。過酷な環境で生きている野良猫に寄生虫がいることはまったく驚くことではありません。

 近年、家猫の寿命は延びていて、長生な猫では20歳を超えることもあるそうですが、野良猫はだいたい4歳くらいで命を落とすそう。その原因のひとつに寄生虫による感染症があり、ほかにも交通事故、餓死、虐待などさまざまあります。

 適切な処置を受けると感染後3週間もすれば症状は軽くなっていくそうですが、体力のない子猫はそれまでに命を落としてしまうこともあるというではありませんか! 私の猫ちゃんたちは……。私にできることはなく、ただただ頑張って欲しいと祈るばかりです。

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...
簡単!秋におすすめのアロマと桃尻・股関節・ふくらはぎ・内ももの鍛え方【調香師がチャート別に解説】
 適度な運動で汗をかくと健康になるのはもちろん、達成感で幸福ホルモンが刺激され、心や肌にも潤いを与えます。今回は、フェロ...
祝“たまたま”2nd写真集発売!「神表紙」の魅惑ポーズの裏側に迫る
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
水の中の緑のカーテン
 水底に沈んで  上を見上げているつもりになって  涼んでみる
「阿婆擦れ」は“当て字”。もともと男性にも使われていた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
目指すは我が家でホムパ! プ~ンと漂う家の臭いの根源と3つのテッパン対処法
 自分の家の玄関を開けてふわっと嫌な臭いがした時、本当に凹みますよね。  わが家の臭いには、慣れてしまいがち。他人に気...