暴走されるのが嫌…恋人からの期待に絶対に応えない男の事情

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-05-22 05:45
投稿日:2021-05-22 05:35

過去の経験からあえて言わないように

「女性って、付き合うと言葉を欲しがりますよね。けどね、それで相手が欲しがる言葉をそのまま伝えて、いい結果になった試しがないんです。

 これまで付き合った女の子たちは、揃いも揃って、僕が『愛してる』って言った途端に調子に乗り、今度は『結婚したい』とか『一緒に住みたい』『親に会ってみない?』とかって、関係を進めたがる。

 正直、僕はそのつもりがなくても『愛してる』って言ってしまうと、女の子が突っ走るきっかけになっているんじゃないかと思っています。

 だから僕は、Tに限らず、ここ最近お付き合いしてきた女性には、みんなに『愛してる』を言わないようにしてきています。

 言わなければ、暴走することもないし、いい関係をキープできるなって思っているからです」

 そうは言っても、最近ではTさんの焦りも感じ取っているというYさん。

 見て見ぬふりをしてきているものの、ごまかしながらの付き合いにもそろそろ限界かなとは、感じているそう。そこで、自分の真意を自問自答してみたそうですが……。

別れる必要もないけど結婚したいわけじゃない

「Tは、関係を進めたいんでしょうね。それはわかります。だけど僕は、Tとの結婚とか同棲とかがイメージできません。半年ちょっと一緒にいて、楽しいし、顔もタイプだけど、生涯を添い遂げるってイメージは全くないですね。

 特にふたりのあいだに問題があるわけでもないから、今すぐに別れる必要もないけれど、結婚したいほど僕の気持ちも盛り上がっていない。

 会うたびに『愛してる?』って聞かれるのも疲れてきたし、そろそろ何か勃発しそうな気配はありますね……(苦笑)。

 だけど、僕はTから面と向かって『愛してる』と言わない理由を詰められたり、無理矢理にでも『言え』って迫られたりするようなら、面倒なので別れ話をしちゃうと思います。

 だって、今、結婚のイメージが湧かない相手に、義理で『愛してる』って言っても、結局その先にはなんにもないじゃないですか」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


相手を知りたい!「好きな女性のタイプは?」より気の利いた質問4つ
 マッチングアプリや結婚相談所経由で男性と初デートをする時、初対面だとなかなかうまく会話ができないもの。「手っ取り早く相...
恋バナ調査隊 2023-07-17 06:00 ラブ
「体の相性が運の尽き…」不倫に溺れた男女の“どっぷり失楽園”LINE3選
 作家・渡辺淳一センセイの「失楽園」は、1997年に映画化もされ日本中の話題になりましたよね。「失楽園」は不倫を主題とし...
恋バナ調査隊 2023-07-16 06:00 ラブ
過剰な床演技、ベタベタお触り…彼に見破られた「黒歴史の恋愛テク」4選
「こうすればモテる」と、自分流の恋愛テクを用いて男性を落とそうとしているあなた、お気をつけください! その恋愛テクが裏目...
恋バナ調査隊 2023-07-16 06:00 ラブ
「添加物に固執する彼女こそ病的」伴侶探しでババ引いたと悔いる50代男
「冷酷と激情のあいだvol.151〜女性編〜」では、健康維持のためにお金を使うことにパートナーから理解を得られないと悩む...
並木まき 2023-07-15 06:00 ラブ
「健康かお金か」パートナーとの価値観のズレに悩むアラフィフ女の悲痛
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-07-15 06:00 ラブ
いつまで経っても婚活で自分を出せない? 私らしさを引き出す5つの方法
 婚活の場での出会いは生涯を添い遂げるパートナーになる可能性があり、気になった男性から嫌われないよう、なかなか素の自分を...
恋バナ調査隊 2023-07-15 06:00 ラブ
許されない恋だからこそ…既婚者と付き合うなら死守すべき4つのルール
 社会的に許されない、既婚者との恋愛。絶対にいけないと頭では分かっているのに、既婚者の彼との恋愛をどうしてもやめられない...
恋バナ調査隊 2023-07-14 06:00 ラブ
これはないわの違和感、当たってます!婚活中に遭遇した気分最悪な男達
 婚活をしていても、なかなかいい出会いがなく時間だけが過ぎていくと徐々に焦ってくるでしょう。  とはいえ結婚は一生の問...
恋バナ調査隊 2023-07-13 06:00 ラブ
好きから大嫌いに急降下!恋愛を妨げる「蛙化現象」の対処法
 最近SNSなどでよく話題になっている、蛙化現象。蛙化現象に悩まされている女性はかなり多く、読者の皆さんの中にも「蛙化現...
恋バナ調査隊 2023-07-13 06:00 ラブ
資格勉強や仕事山積で会えない…多忙な彼をキュンキュンさせる逆転テク
 大切な試験や繁忙期、プレッシャーのかかる仕事があると、恋人に会える時間は少なくなってしまいますよね。  付き合っ...
若林杏樹 2023-07-12 06:00 ラブ
チャラ男かと思いきや将来有望株!? 恋が芽生えるギャップ萌えLINE3選
 男性と仲良くなると「彼はきっとこういう人だろう」と、ある程度相手の性格や人間性をはイメージできるでしょう。そのイメージ...
恋バナ調査隊 2023-07-12 06:00 ラブ
クソリプよ、セックスレスの原因は自分だと考えたこともある
 セックスレスであるとTwitterで発信している人のアカウントを見ると、コメント欄に必ず「そんな性格だから抱かれないん...
豆木メイ 2023-07-11 06:00 ラブ
睡眠第一、生理的に無理…「夫婦のセックスレス好都合派」妻たちの本音
 夫とセックスレスで「寂しい」「つらい」と悩んでいる女性は少なくありません。ですが、世の中には「むしろありがたい!」とラ...
恋バナ調査隊 2023-07-11 06:00 ラブ
容姿は二の次三の次! 本命になれない女子がデートでやりがちな行動4選
 いい感じになった男性とデートをしても、なぜか気がつけばただの友達で、なかなか本命になれないと悩んでいませんか? 実は本...
恋バナ調査隊 2023-07-11 06:00 ラブ
単身赴任中の夫の不倫で人生狂わせるのは嫌!友人をチラつかせる予防策
 夫の単身赴任中に、不倫が発覚したという夫婦は少なくありません。夫婦が離れている時こそ本当の絆が試されますよね。  今...
恋バナ調査隊 2023-07-10 06:00 ラブ
結婚指輪をなくした! 夫にバレる前の“悪あがき”&二の舞を踏まない対策
 お互いを一生涯のパートナーとして誓った証である「結婚指輪」は、2人にとってとても大切なものですよね。でも、1割くらいの...
恋バナ調査隊 2023-07-10 06:00 ラブ